まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ69話 秀吉の魔性開眼!人たらしテク魅せるころ光秀は

2020/05/12

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戦国ブギウギ69話
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瀬田橋

◆甲賀の武将・山岡景隆と景佐の兄弟は織田信長に心酔すると同時に信長からも信頼されており、生存中は彼らの拠点に寝泊まりすることもあったとか。

それを知らない光秀さんじゃないでしょうに、なぜ、正面からアプローチしたのか……。

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お陰で、ブチ切れた山岡兄弟は、畿内の様子を秀吉に知らせたと言いますから、完全に作戦ミスと言えましょうか。

ほんとカードってのは先に切った方が圧倒的不利ですね。結果論ですけど。

ちなみに瀬田の唐橋は、信長が軍事目的ではなく、景観や旅人のために建て直したという記録も『信長公記』にあります。

のぶさん、エエ人。

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細川親子


◆織田家中の有力家臣にして風流人――。

さらには朝廷や幕府との繋がりも持つスーパー武将・細川藤孝と細川忠興の親子はワタシの味方になってくれるだろう。だって娘・細川ガラシャの嫁ぎ先だもん!

そう目論む光秀はどん底に落とされます。

細川親子にまで事実上そっぽを向かれるからであります。

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この後、ガラシャは「逆賊の娘」として幽閉され、それが許されて元の暮らしを取り戻せたかと思ったら、今度は関ヶ原の戦いで石田三成に追い詰められ、壮絶な最期を迎えます。

光秀が可愛いがっていた娘・たま(ガラシャ)。これほどの無念はないでしょう。

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自業自得かもしれませんが、戦国ドラマの中でも最も劇的なストーリーの一つかもしれません。


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本連載の過去作品→戦国ブギウギ
もう一つのマンガ連載→日本史ブギウギ

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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