その名も武田竹松――。
母親の出自が不明で怪しげな存在ながら、信虎にとって長男であり、もしかしたら信玄を押しのけて甲斐武田の家督を継いでいた……と思いきや、現実にはそうなっていない。
いったい武田竹松とは何者なのか?
何があったのか?
戦国ブギウギ武田三代記vol.4のスタート!
◆前話を読みたい!という方は以下のリンクからご覧ください
↓
なぜ信虎は本拠地を躑躅ヶ崎館に移動したのか【マンガ武田三代記3】
続きを見る
家督の行方
◆このヤリトリからして、一瞬、大井の方が冷淡な女性にも見えてしまうのですが、それはあくまで作画上の展開。
竹松の名が後世に知られていないのは、それなりに理由がありまして……。
風土病
◆田んぼに足を踏み入れただけで死んでしまう。いったい何事か?と思われるかもしれません。
しかし、この恐怖過ぎる風土病【日本住血吸虫病】は、現実に甲斐地方に存在していました。
普通に水田で働いているだけなのに、肌から直接人体に潜り込んで宿主を殺してしまう――詳しくは以下の記事に詳しくありますので、よろしければどうぞそちらをご覧ください。
武田二十四将・小幡昌盛も犠牲者?田んぼに入った人を殺す日本住血吸虫症
続きを見る
疑惑
◆我が子の頭が良い……というか、飛び抜けて良すぎるとき、親はどうすればよいか?
親が凡人であれば問題ない。子の才能に気付かず、勝手に育つだけだ。
問題は、親がある程度は賢い場合である。
なまじ自分の頭脳に自信があるばかりに他人の才能を受けいることができず、屁理屈をつけては排除しようとしてしまう――武田信虎と武田信玄の親子は、まさにそんな関係だったのではなかろうか?
なんて思ってしまうのですが、違いますかね?
むろん真相は誰にもわからないワケで……。
※続きは【次のページへ】をclick!