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西郷どん特集 幕末・維新

西郷どん・お虎のモデルは祇園の豚姫? 近藤春菜さん演じる仲居が西郷を癒す?

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大志を抱き、死と隣り合わせの京へやってきた志士たち。
そんな危険な薫りをまとった男たちに、恋い焦がれる女たち。

幕末の京都には、数多の名物カップルが誕生しました。

木戸孝允幾松木戸松子)。
久坂玄瑞と辰路。
近藤勇と深雪太夫。
山南敬助と明里。

そんな中、西郷隆盛はどう過ごしていたのでしょう?

女遊びや色恋沙汰とは、とんと無縁のイメージですが、実は相思相愛だったと噂される女性がおりました。

その名も「豚姫」。

誤記ではありません。
「豚」と書いて「ブタ」姫です。

その正体は諸説ありますが、林真理子氏の原作では、最もよく知られた【祇園・奈良福(ならとみ)の仲居・お虎】とされています。

言わば西郷隆盛の愛人的存在ですね。

絵・富永商太

 

酒豪で肌がきれい ポッチャリ系の「豚姫」さん

「豚姫」とは、愛称からもお察しの通り、なかなか大柄な女性だったようです。

しかも単なる大柄というワケではなさそうで。
要するに、ぽっちゃり系だったんですね。

しかも年齢は30才前後だったといいますから、ぴちぴちの若いお嬢さんというわけでもない。

この逸話から「西郷はぽっちゃり好き」なんて推測もありますが、そう単純な話でもないと思います。

性格・相性の良い女性がたまたま太めだった、というのも十分にありうるでしょう。
なんせ虎は、酒豪できっぷがよく、豪快で度胸満点の性格だったと伝わります。突き抜けた性格の人物は、男も女も、強烈に愛されるケースは決して珍しくありません。
というより、モテるのが一般的です。

また虎は、色白で肌が美しく、酒を飲んで肌が火照るとなんとも艶めかしかった、なんて話まで残されています。
美肌にこだわりがあった、という話でもよいではないですか。

 

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「女遊び一つとっても、たいしたもんだ」

他ならぬ勝海舟がこう語ってもいます。

「たかが女遊び一つとっても、西郷はたいしたもんだよ。何か見た目じゃないところで惹かれあったんだろうね」

美人にポーッとなるのではなく、豪快で気の合う女性と愛し合う西郷っていいよね、というわけです。

勝は「西郷がぽっちゃり好き」とは言ってません。
「西郷は女でも見た目ではなく、人柄に惚れる」と強調しておりまして。ここは重要ですゾ。

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そもそもロマンスといっても、どういう関係なのか、ハッキリしていません。
男女の仲なのか、男女間の友情なのか、惚れたのか、惚れられたのか、相思相愛なのか。

今後二人のラブレターでも発見されたら面白いかもしれません。
大河ドラマの主人公に関する新史料の発見は、もはやお約束。今なら、豚姫関連の手紙が出たってフシギじゃない環境です。

 

歌舞伎にもなったロマンス

大柄だった西郷と、これまた大女の「豚姫」。
キングサイズのロマンスとしてなかなかユニークです。

数多の浮き名を流した幕末志士たちの中で、西郷のロマンスは珍しい。

そんな“美味しいネタ”に劇作家が目を付けないワケがなく、過去には劇作家の池田大伍が歌舞伎の脚本にしました。

西郷に惚れているお玉(劇中での豚姫の名)が、彼と心中しようと思い詰め、なんだかその頃、煮詰まっていた西郷もそうしようとするのですが、大久保利通が止めるというあらすじだそうで。

残念ながら現在ではめったにお目にかかれなさそうですが、大河効果で上演されるかもしれませんね。
そもそも短い演目なので上演しやすいですね。

 

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大河ドラマにも出るのか?

さてこの豚姫。
大河ドラマ『西郷どん』には出演するのでしょうか。

と思ったら本記事の公開後にキャストが発表され、『もしかしたらそうかもしれない』という方が発表されました。

仲居の「お虎」役でご出演される、お笑い芸人・ハリセンボンの近藤春菜さんです。
「角野卓造じゃねーわ!」でお馴染みの方ですね。

近藤春菜さんは「豪快さ」というよりメンタル的な「優しさ」を感じてしまうのですが、明るい方には間違いありません。
リアルに斬り合いがあり、殺伐とした京都で、彼女のようなキャラが出てくれば、少しは気持ちも楽になるのでは、と思います。

西郷だって、幾度も哀しく理不尽な目に遭い、自らも非情な決断を下しております。

そんな中、豪快で見ているだけで楽しくなる豚姫さんが画面に出てくれたら……。

文:小檜山青




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【参考】国史大辞典

当サイトで実験しました

 





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