江戸時代初期に編纂された『北条五代記』(著:三浦茂正)という書物があります。
北条早雲(伊勢宗瑞)
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北条氏綱
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北条氏康
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北条氏政
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北条氏直
という後北条氏に関する記録を収めたものです。
各当主にそれぞれの特徴はありますが、最も印象的なのはやはり三代目・北条氏康でしょう。
そして上杉謙信とバッチバチに戦い、「相模の獅子」とも呼ばれるようになりました。
戦国ZOO
◆秀吉は猿、家康が狸ならば、信長は第六天魔王あたりですかね……
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酒は朝呑め
◆いわゆる「汁かけ飯」というエピソードの変化球バージョンですね。北条氏政がご飯にかける汁の量も適切に測れない、ひいては領主としての能力が足りないことを父親の北条氏康が嘆いたというものですが……実は後世の作り話と見られています。小田原征伐によって北条家が潰されたから、という結論ありきの話でしょう。氏政自身は決して無能ではないと思います。
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ハンコ
◆北条早雲から北条氏綱に代替わりしたときに使われ始めたという【虎の印判(実際の画像→神奈川県立歴史博物館)】。虎のデザインと文字を組み合わせたもので、中には
【禄寿応穏(財産と命がまさに穏やかでありますように)】
という文が刻まれておりました。
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麦と息子
◆元ネタは『甲陽軍鑑』です。ある日、麦を刈るところを見た氏政が「あの麦を食べよう」と言ったのに対し、信玄がバカにして爆笑!という話です。刈ったばかりの麦を食えるわけないので。
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