まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ34話 美少年武将・蘭丸の“側近力”がヤベェ!

2020/02/15

織田信長の小姓として有名な森蘭丸。

美少年として知られ、本能寺の変で死するそのときまで信長と共に槍を振るい、後世に名を残すことになった。

もともとこの一族は、父親の森可成や兄の森長可など、戦場で駆け巡る猛将タイプをイメージするだけに……なぜに蘭丸だけがそんな美少年キャラとして育ったのか。

今回はその側近力に注目だ!

まんが戦国ブギウギ19話 織田軍挟撃のピンチに森家の父ちゃん立ち上がる

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蘭丸クンと謙信さん

◆信長の小姓である蘭丸が自ら春日山城下まで諜報活動に出かけ、そしてなぜか謙信に歓待される。なかなかディープなエピソード。史実的には「?」しかありませんが、まぁ、そんな話もあったということで。

 


蘇鉄

◆信長さんは、安土城の建築後に堺の妙国寺から蘇鉄を取り寄せました。
それが現存する下記の木です。

妙国寺蘇鉄640

堺・妙国寺の蘇鉄は現在天然記念物に指定されている/Wikipediaより引用

見るからに迫力のある蘇鉄でありますが、信長が無理やり堺の妙国寺から安土城へ持って来たところ、庭先で妙な声を聞き、蘭丸に確認さたら「妙国寺に帰りたい」との声を発したとか。
そこで信長が配下の者に切らせようとしたところ、なぜか吐血して倒れてしまうということが続き、結局、妙国寺へ戻したという話です。
蘭丸さんは怖くなかったんすかねー。

 

足の爪

 

蜜柑

◆信長が注意したにもかかわらず、わざと転んだ蘭丸さん。
普通であれば、主君の話をきちんと聞かなかった不忠者にも見えるが、このとき蘭丸は

【信長が転ぶと予見したのに転ばなかったら、信長が間違った判断をしてしまったことになる。だったら転ぼう】

という発想だったと伝えられています。
「部下が上司のごまをする」とかそんなチャチなものではない関係ですね。

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著者:アニィたかはし

書籍版『戦国ブギウギ』です!


 

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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