大河ブギウギべらぼう編

鱗の旦那 置き土産をありがとん!まんが『大河ブギウギ べらぼう編 第19話』

2025/05/24

毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。

第19回放送の注目は鱗形屋孫兵衛の廃業でしょう。

ちょっとしたすれ違いから蔦屋重三郎のことを憎み、商売敵となっていた鱗形屋がついに店を畳むこととなり、そして蔦重が陰で助けてくれていたことを知ります。

二人は最後に語り合い、恋川春町の企画を共に考え……というわけで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!

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三倍

◆江戸の出版文化を作ってきた鱗形屋が廃業へ。

時代の流れには逆らえない……とは、現代にも通ずる話で、実は昨今も非常に多くの出版社が潰れております。

あるいは全く他業種の企業に買収されたり、ときには後継者がいなくて廃業したり、惨憺たる有り様なのですが世間では話題にもなりません。

メディアの主体が映像(テレビ)や紙(新聞や本)からスマホに移り、こればかりは仕方ないんすよねー。寂しいですが。

 


嫌う理由

◆鱗形屋から散々蔦屋重三郎の悪評を聞かされてきた恋川春町。

まぁさんこと朋誠堂喜三二とは違って非常に真面目な武士だけに、蔦重も吉原接待の話はまったく出しておりませんが、本人、実は気にしてたりして……。

『吾妻曲狂歌文庫』に描かれた恋川春町
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全否定

◆このシーンでは「鶴屋って、最悪な編集者だな!」と思われる方が大半でしょう。

しかし、非常にリアルだなぁとも感じます。

例えばコンビニの書籍コーナーに目を向けますと、何度もコスったような鬼平犯科帳(さいとう・たかを)とか、ナックルズ系の裏社会マンガとか、ワンピースとかキングダムとかの最新刊しかありませんよね?

あれはそもそも販売店が他の本を受け取らないから。

鶴屋も、経営者としては一つの考え方であり、そう的はずれな判断でもありません。

悪いのは言い方・伝え方でしょう。あんな風に言われたら、誰だってヤル気出ませんて……。

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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