毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。
第40回放送の見どころは「野性爆弾くっきーさん演じる葛飾北斎と、津田健次郎さん演じる曲亭馬琴」の登場と「歌麿と蔦重のコンビ復活」でしょう。
ドラマ終盤に来てクセ強キャラが一気に二人も加入してこの先どうなるのか。
江戸へ戻って、再び蔦重と仕事を始める歌麿は、うまく描くことができるのか……ということで漫画で振り返ります!
サイン本

◆「再印(さいいん)」ならぬ「再版(さいはん)」は、同じ版面を使ってそのまま印刷することで、完全に同じ本ができます。
こうなると「増刷(ぞうさつ)」とか「重版(じゅうはん)」との違いが気になってきません?
お試しに、皆さんお持ちの本で、最後のページ(奥付)をご確認ください。
こんな風に書いてありますよね?
初版 第1刷 2025年10月25日発行
初版 第2刷 2025年11月25日発行
↑
この「第2刷」が「増刷」に当たります。
そして、文章を加筆修正するなどして、版を変えて刷ると「初版」の部分が「第2版」となります。
初版 第1刷 2025年10月25日発行←最初の発行(これをそのまま刷ると再版・おそらく蔦重がやってるやつ)
初版 第2刷 2025年11月25日発行←増刷
第2版 第1刷 2025年12月25日発行←重版
それが「重版」っす。
二十五歳?

◆ついに来ました曲亭馬琴。
凄まじく難ありな性格とされていて、最初から飛ばしまくっていますよね。
終盤に向けて楽しみなキャラクターが登場してくれました!
史実では一体どんなヤツなのよ?
そんな疑問をお持ちの方は以下の記事をご参照ください(本記事末にもリンクございます)。
-

曲亭馬琴は頑固で偏屈 嫌われ者 そして江戸随一の大作家で日本エンタメの祖なり
続きを見る
新人

◆曲亭馬琴と同時代に生き、共作も多々ある葛飾北斎。
こちらも馬琴に負けず劣らずのクセありですよね。
なんせ、こんな力強い自画像を残しているぐらいです。

葛飾北斎・82才の頃に描いたとされる自画像/wikipediaより引用
同じく、史実の北斎に興味をお持ちの方は、以下の記事を併せてご覧ください。
-

葛飾北斎の何がそんなに凄いのか 規格外の絵師 尋常ならざる事績を比較考察する
続きを見る
こちらも本記事末にリンクがあります。
バトル

◆馬琴、あんだけ大口叩いておいて喧嘩弱いんかーい
観相学

交渉

◆ついにOKを出した歌麿。
心の底からではないように見えるのも辛いですが、蔦重に対して特別な感情を持ってしまっている以上、それはもう仕方ないのか……。
鬼編集

◆事前の打ち合わせは本当にでーじだよ!
それを痛感させるやり取りでした。
クリエイター

◆なんでも素直に取り入れそうな山東京伝。
だからこそ売れっ子作家になれたのでしょう。
しかし、彼とは真逆のタイプである曲亭馬琴のほうが、結局、後世に強い影響を与える『南総里見八犬伝』を残しているんですよね。
自分ならどっちになりたい?
そう問われて、それでも曲亭馬琴とは言いづらいですが……というわけで次週以降も乞うご期待!
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【参考】
べらぼう/公式サイト




