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子供のころ『生き物図鑑』や『古代いきもの百科』を眺めてワクワクしたあの感覚。
今も持ち続けてますか?
我々人類が誕生する、そのずーーーーーーーーっと前から地球には数え切れないほどの生物がいて、そして彼らの多くは
絶滅
してきました。
しかも、その理由がぶっ飛んでる!!!者もいる。
例えばカンブリア紀中期に生息していた【オパビニア】という海中生物。
何が原因で滅びたと思います?
たぶん誰もわからないでしょう。
だって……
デコりすぎて絶滅なんですから。
嘘でしょ……としか思えない。
しかし、話はかなりマジメで、彼の復元図が学会で発表されたとき、あまりに突拍子もない姿に会場が爆笑の渦に包まれたというのです。
そりゃあ、そうですよね。
目が5つもあって、顔の先端から洗濯機のホースみたいなのが出てて、さらにその先には気味悪いウニュウニュしたのが生えている。誰が見たって『ナンダコレ?』状態に陥ります。
でも、ある時代には確実に生きていた。そして今は滅んでしまっている。
もう一丁続けてみますか?
次は【ギガントピテクス】さんです。
えっ、知らない?
パンダに笹を横取りされてメシを食えなくなっちゃった、あのギガントピテクスさんを知らないと?
ご覧のとおり外見はゴリラ系で、実際、史上最大の霊長類だそうです。
私達の仲間ですよ。
身長は推定3mもあったそうで、こんな巨体な類人猿が滅びたのが不思議でなりません。
嗚呼、横にいるパンダの可愛い顔して、凶悪なことよ(´・ω・`)
そうだ。
類人猿と言えば、もっと我々に近かったネアンデルタール人が滅びた理由ってご存知です?
脳のサイズも大きく、筋力も強い――。
ネアンデルタール人は、我々よりずっと野生で生き延びる身体を有していました。
しかし、結局滅びてしまった。
人が生き残った一つに「共通の思想(神)を持てたこと」という説がありますが、逆にネアンデルタール人は「目の前の肉確保」に注力したため家族以外の仲間と集団行動が取れず、結果、数の力で滅んでしまったとのこと。
これって教訓的ですよね。
現代の我々だって、一人では生きていけない。
与えて、初めて、返ってくる(こともあれば、返ってこないこともある)。
深い!
深いなぁ~。
こうした珍妙で、それでいて含蓄深いお話にふれることのできるのが、本書
であります。
ここで本書が作られた経緯を、ダイヤモンド社担当編集の金井さんに尋ねてみましょう。
五十嵐「この企画を思いついたのは、やっぱり『ざんねんないきもの事典(→amazon)』がキッカケですか?」
※金井さんは、超ベストセラーとなった同書も世に送り出した人(すげー!)
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