レオン・ド・ロニー

レオン・ド・ロニー/wikipediaより引用

幕末・維新

元祖ニッポン大好き外国人レオン・ド・ロニーとその他の個性的な訪日外国人とは

2025/04/04

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イザベラ・バード

イギリス人の女性旅行家であるイザベラ・バード(1831-1904年)。

 イザベラ・バード

イザベラ・バード/wikipediaより引用

41歳で来日した時点でツワモノというか豪傑というか女丈夫といった感じです。

「女の一人旅は危ないよ」と忠告されたにもかかわらず、1878年(明治11年)に横浜から北海道まで3ヶ月間も旅行をしています。

その間の日記で日本をベタ褒めしてくれているので、道中あまり不安や不満はなかったのかもしれませんがガッツありすぎやろ。

 


ヘンリー・ジェームズ・ブラック(初代快楽亭ブラック)

同じくイギリス生まれの方で、7歳で父親に連れられて来日したヘンリー・ジェイムズ・ブラック(1858-1923年)。

18歳頃には既に日本語がペラペラになっていたそうです。

その後、お父さんは上海へ行ってしまったのですが、彼は一人日本に残り、なんと落語の道に入ります。

wikipediaより引用

一度は親類知人の猛反発で断念したものの、それが止むと再び噺の世界に戻りました。

青い目でありながら江戸弁(べらんめえ調)すら操るほどの流暢な日本語、合間に手品や催眠術を披露する多芸さなどが大いにウケて好評を博したとか。

 

テオドール・フォン・レルヒ

テオドール・フォン・レルヒ(1869-1945年)はハンガリー(当時はオーストリア=ハンガリー二重帝国)出身の軍人さんです。

旧軍や一般人にスキーを広めた方なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

スキーを履いたレルヒ/Wikipediaより引用

彼は一本杖・二本杖両方のスキーを知っていたのですが、日本の地形に合わせて前者を伝えたのだそうです。

しかし、その後スキー大会で二本杖式を使った選手が圧勝したため、一本杖のほうは廃れてしまったのだとか……。

帰国後も現地の人からは慕われており、さらに2009年にはゆるキャラが誕生するなど、決して粗略に扱われているわけではないのですけどね。

ゆるキャラはそのものズバリの「レルヒさん(→link)」というお名前です。

スキーの歴史
スキーの歴史は4500年|紀元前からの狩猟具は武具となり現代のスポーツへ

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フェリックス(フェリーチェ)・ベアト
ライムント・フォン・シュティルフリート

二人とも写真家で、幕末から明治の日本人を多く撮影しています。

ベアト(1832-1909年)はイタリアで、シュティルフリート(1839-1911年)はチェコ(当時はオーストリア=ハンガリー二重帝国)生まれ。

古写真の本で出てくるのは概ねこの二人のどちらかが撮影したもののようですね。

フェリーチェ・ベアト

フェリーチェ・ベアト/wikipediaより引用

スタジオで撮ったものはいかにも西洋人好みの演出がされていて嘘くさいこともありますが、彼らの撮った街角や各地の風景などの写真は、古きよき日本を偲ばせてくれる貴重な資料です。

 

むず痒くなるほどの日本ホメ どうやらガチ?

この他、各国の公使も多く日本を訪れており、誰も彼も「日本スバラシイ!オーマイゴッド!!」(超訳)という感想を残していてむず痒くなるほどです。

特にイギリスやフランスの方が語彙の限りを尽くして褒めちぎっている記述がそこかしこにあります。

昨今の「日本スゴイ!」番組は過剰でかなり盛られていますが、幕末明治期に彼らが自国へ帰ってから出した旅行記や国許宛ての手紙の中に出てくるのは、相応に真剣ですよね。

明治政府はなぜ「西洋の文化はスバラシイ!日本ダメ!」という極端な思考になってしまったのか。

グローバル化するんだったら、目先口先小手先だけじゃなくて国内の文化芸術にこそ、保護の手をかけて欲しかったものです。


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【参考】
新人物往来社『異国人の見た幕末・明治JAPAN 愛蔵版』(→amazon
レオン・ド・ロニー/wikipedia

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長月七紀

2013年から歴史ライターとして活動中。 好きな時代は平安~江戸。 「とりあえずざっくりから始めよう」がモットーのゆるライターです。 武将ジャパンでは『その日、歴史が動いた』『日本史オモシロ参考書』『信長公記』などを担当。 最近は「地味な歴史人ほど現代人の参考になるのでは?」と思いながらネタを発掘しています。

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