花山天皇/wikipediaより引用

飛鳥・奈良・平安 光る君へ

『光る君へ』で異彩を放つ花山天皇は即位後に実際何をしたのか?

大河ドラマ『光る君へ』が始まって第4話の段階で、圧倒的存在感を放っている人物。

その筆頭が花山天皇でしょう。

第1話の子役時代にパワフル変顔を繰り出したかと思ったら、第2話では足先で扇を弄びながら女遊びを告白、さらには第4話でも数々の破廉恥行為を――。

ぶっ飛んだ展開に『一体この人は何なんだ?』と戸惑われた方は少なくないはず。

ネタバレで申し訳ありませんが、この花山天皇は後に【寛和の変】という一大政変を巻き起こし、さらにその後、出家した花山法皇はまた別の女性トラブルに遭遇します。

藤原伊周と藤原隆家が殴り込みをかけ、二人の政治的失脚となる【長徳の変】に発展するのです。

一体なぜ、そんな大事になってしまったのか?

藤原道長も関連して、ドラマ中盤のクライマックスになりそうな出来事を、花山天皇の生涯と共に振り返ってみましょう。

 


生後間もなく皇太子 16歳で即位した花山天皇

花山天皇が生まれたとき、叔父の円融天皇にはまだ皇子がいませんでした。

そのため、花山天皇は生まれた翌年皇太子になっています。

乳母は、将来清少納言の夫となる橘則光の母・右近尼。

後述する事件といい、何かと次の天皇(一条天皇)の中宮藤原定子と繋がりがあったようです。縁は異なもの……というやつですね。

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そして16歳で即位すると、わずか三年後でいきなり出家してしまうのです。

当時の寿命がいかに短いとはいえ、この若さで世を儚むのには相応の理由があるはずですよね。

本人は明言していなかったらしく、いくつかの説があります。

一つは「寵愛していた藤原忯子が亡くなってしまったから」というもの。むべなるかな、という話でしょうか。

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もう一つは穏やかならぬ話で「藤原兼家が自分の孫である一条天皇を即位させるためにやった」というものです。

後々の流れからしても、こちらの説のほうが信憑性はありますね。

実際は、藤原兼家の息子である藤原道兼が、花山天皇がそそのかしたとされています。

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「月が明るいから恥ずかしいな」と呟いたら

花山天皇は道兼と共にこっそり御所を出て、元慶寺というお寺に向かいました。

このとき、藤原家に仕えていた清和源氏の源満仲らが警護したといいます。

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その日は月が明るい夜だったそうです。

花山天皇が思わず「月が明るいから恥ずかしいな」とつぶやくと、雲が月を隠し「やはり今日か」と覚悟を決めたのだとか。

天皇が御幸以外で御所を出るなど、本来ならそれだけで大騒ぎになるはずのことです。

ゆえに事は慎重に進められましたが、安倍晴明にはバレていたとか。

晴明の屋敷の前を通ったとき、目に見えないもの(式神?)が花山天皇一行の前にやってきて、晴明に「たった今そこを通っていきました」と報告したそうです。

よくある“晴明スゲー伝説”の一つでしょうけど……晴明は何をしたかったんですかね。

式神の報告によっては、すぐ参内して花山天皇を止めようとしたのでしょうか。

『光る君へ』の安倍晴明はユースケ・サンタマリアさんが演じていますので、どんな動きをするか楽しみですね。

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