ネス湖畔「ネッシー博物館」にあるイメージ/wikipediaより引用

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ネッシーとかイッシーって結局何だったの? UMAは怪しいからこそ心奪われ

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屈斜路湖のクッシーは目撃談多数?

イッシーと似たようなもので、北海道では「クッシー」というUMAの存在も囁かれています。

1973年に地元の人が屈斜路湖の湖面で「馬の頭のようなものが突き出ている」のを見かけ、アイヌの人々が同時期に似たようなものを見たという話が出ました。

地元メディアが取り上げると、例によって多くの人々が「自分も見た」と証言。

目撃者は100人を超えたといいます。

北海道屈斜路湖のクッシー

また、水中を魚群探知機で調べた結果、それらしき物体が確認できたとか。

しかし、屈斜路湖の水は強い酸性のため、生物が生存できるような環境ではありません。

周辺の火山活動によるもののため、時期によっては部分的に中性になるそうですが、巨大生物の腹を満たせるような量の魚が繁殖し続ける……というのはほぼ無理でしょう。

美幌峠から望む屈斜路湖

そんなわけで、これまた実在の可能性が低いUMAとなっています。

実在の可能性を探るとすれば、クッシーの正体が両生類だったらありえなくもないですかね。それにしたってサイズと食料の問題がありますが。

 


ツチノコ:縄文時代の石器や土器に絵が!?

ツチノコは”お腹の部分が左右に広がった蛇”といった感じの生き物です。

日本で長いこと話題になってきた幻の生物で、子供の頃は信じていた方もいらっしゃるかもしれません。

ツチノコのイメージです

なんというか……形状が割と有り得そうな感じなので、河童よりちょっとだけ現実感があるんですよね。

同じ体型の蛇やトカゲは何種類かいるらしいので、どれかの見間違え説ということで話が片付いています。

……が、気になるのは縄文時代のものといわれている石器や土器に、ツチノコらしき形や絵が描かれているものがあることです。

もしそうだとしたら、誤認にしては頻度が高いような。

今でもツチノコを追い求める人はいるそうですし、頻繁に目撃談が出てくる地域もあるようなので、いずれはっきりわかるかもしれません。

最近では「ツチノコの正体は、手足を縮めて床や地面にへばりついている猫なのでは?」という説も出ているようです。

ツチノコは驚異的なジャンプ力を持っているそうですので、正体が猫だったとしたら合点がいきますね。

こういった話題は全く興味のない方にとっては「妄想乙」で済んでしまう話です。

しかし、人間が万能な生き物ではない以上、未知や不可知の存在がいても別におかしくはありません。

例えばトロイ遺跡なんかも当初は「伝説乙」という存在だったといいますしね。

頭から否定せず、「もしかしたらいるかもしれない」程度で覚えておくと、何十年かして正体がわかったり見つかったりしたときに面白いかもしれません。


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長月 七紀・記

【参考】
ASIOS『UMA事件クロニクル』(→amazon
イッシー/wikipedia

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