大河ドラマ『麒麟がくる』で吉田鋼太郎さんが演じ、一躍お茶の間に知れ渡った武将と言えば?
そう。
松永久秀である。
ドラマで初めて認識された方は知らないかもしれない。
かつてこの久秀が【ボンバーマン】として、戦国ファンにある種の敬意をもたれていたことを。
同じく『麒麟がくる』で悪辣っぷりを遺憾なく発揮している斎藤道三、そして戦国一の暗殺男・宇喜多直家と並び【戦国三大梟雄】と呼ばれていたことを。
果たしてボンバーマン松永とは?
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仁義なき悪逆エピソード
松永久秀は、もとは三好長慶に仕えて、畿内を中心に活躍した戦国武将。
応仁の乱(1467年)~織田信長上洛(1568年)までの約100年間、京都や周辺の戦国史はほとんど注目されないゆえに忘れられがちだったエリアで中心人物だった一人である。
現代にまで鳴り響く、その悪行とは?
東大寺の大仏殿を燃やしたり。
信長を裏切った代償として【平蜘蛛茶釜】を要求され、それを拒むため茶釜を抱いたまま爆死したり。
真偽の程は後述するとして、とにかく悪人キャラの際立った逸話から今回のSAMURAIイラストを【鞘エもん】に構築してもらった。
それが、以下の一枚である、どりゃあああああああああああああああああ!
腹の周りにダイナマイトを巻き、軍横流しの手榴弾を握る。
口元にはラッキーストライク。
もはや完全に『仁義なき戦い』の世界である。
白いブーツが、広島というより渋谷新宿を彷彿とさせるが、それもまた不気味かつダンディなのが久秀だ。
「あん、信長だぁ? 来るなら来いよ。爆破する覚悟があるならなwww」
そう凄むような視線がおっとろしい。
史実の久秀とは?
さて、ここまで来ておいて残念というか肩透かしというか。
種を明かすと、実はこの松永久秀、昨今の研究により、悪辣な梟雄どころか、高度な戦術眼と文化的素養を持ち合わせていたインテリ武将だとも考えられている。
詳細は以下の記事に譲るとして……。
信長を2度も裏切った松永久秀は梟雄というより智将である~爆死もしていない!
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端的に、功績を記すとこうだ。
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