大河ブギウギ光る君へ編 光る君へ

まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第9話』殺されちまった 検非違使に

2024/03/09

毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。

第9話の注目は何と言っても直秀の死でしょう。

散楽の役者であり、盗賊団の一員でもあった直秀は、同時に主人公まひろと三郎(藤原道長)のつなぎ役でもあり、さらには庶民目線で貴族に接する稀有な存在でした。

それが無念の退場です。

しかも、殺害現場の鳥辺野に遺骸を放置という、視聴者の心をザクザクとエグるような展開で……さっそく漫画で振り返ってみましょう!

 

賄賂

◆確かに検非違使から見たら異常事態ですよね。

自分の邸(東三条殿)へ盗みに入った盗賊に対し、「アイツを殺しとけ」ならまだわかりますが、「手荒な真似をするな」としてわざわざ賄賂を渡すなんて、一体どうなってんだ?と思うのが当然。

 


好敵手

◆見た目からは全く感じ取れない、乙丸の身体能力が驚異的でした。

体型からして長距離走は得意そうにも見えますが、それにしてもあの走力は、普段からのジョギングなしには無理な気がします。

 

蔵人頭

◆検非違使にしてみれば、点数稼ぎの「直秀殺害」だったのか……。

日記ネタが注目されているロバート秋山さんの藤原実資は、道長相手でも媚びへつらうようなこともしない。

藤原実資
道長にも物言える貴族・藤原実資『小右記』の著者は史実でも異彩を放っていた?

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ドラマでもそんな偏屈な一面が少しずつ露出してきて、今後の活躍が楽しみな一人ですね。

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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