まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ118話 茶人利休は“侘び”を好んで”詫び”は好まず

2021/10/22

豊臣秀吉の暴走はいつから始まったのだろうか。

小田原征伐が終わって奥州仕置も済ませ、懸念だった徳川家康は江戸に封鎖。

まさしく天下統一したとなれば、いよいよ朝鮮へと兵を出す――。

この強硬な外交政策こそ失敗!

と、真っ先に批判の対象に挙げられたりするが、やはり問題なのは、人の意見に耳を傾けられなくなったときであろう。

人たらしと称された稀代の天才にもやってくる「老害」。

それは、あの事件から……で戦国ブギウギ118話スタート!

 

黒い茶碗

◆どれだけアタマの良い人でも、下から這い上がって頂点に立ってしまうと、足元が見えなくなってしまうものでしょうか。

人の栄枯盛衰ほど儚いものはない。

そんな切ない展開が漂ってきます。

ちなみに織田信長さんも茶器は大好きで、多くの名物を所有しておりました(以下の記事に詳細あり)。

信長の茶器
信長の愛した茶器と逸話まとめ|どんな名物を所持して誰に何を与えたのか?

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見舞い

◆秀吉が天下統一した後に最も必要だったのが、弟の豊臣秀長でしょう。

政権の調整に必要なのは、数字に強いことじゃない。ましてや理屈でしか物事を測れないとなれば、人の心のヒダまで見通すことなど土台無理な話です。

それこそが秀長の得意ジャンルだったような……。

 

山門の像

◆今なお謎多き、千利休の切腹。

秀吉に真っ向から意見を述べた、あるいは大徳寺に像を飾り、秀吉にその下をくぐらせた、はたまた茶器の鑑定・販売でアコギなボロ儲けをした――なんて話が伝わっておりますように、なんだかスッキリとしない理由で死罪とされてしまいます。

もしも本当に秀吉さんが耄碌していたら?

後世の我々では理解不能な論理でそうなってしまったのかもしれませんね。

 

介錯人

◆千利休には『利休七哲』という当代きっての弟子たちがおりました。

蒲生氏郷
細川忠興
古田重然(古田織部)
芝山宗綱
瀬田正忠
高山長房
牧村利貞

上から3番目までは皆さんにも馴染みの深い武将さんたちでありましょう。あるいは大人気コミック『へうげもの』でお馴染みかもしれません。

織田~豊臣政権でも活躍したメンバーたちであり、中でも忠興と重然(古田織部)は必死になって助命を働きかけたそうですが、結果は叶わず……。

細川忠興
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そりゃあ後に彼等も豊臣を見放してしまいますわなぁ。

もったいない(´・ω・`)


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著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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