まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ38話 秀吉の最強サポーターは高虎とのコンビがいい!

2020/02/25

豊臣秀吉の政権を縁の下で最も支えたのは誰だろうか――。

石田三成や加藤清正、小西行長などの子飼いたち? あるいは前田利家に丹羽長秀、池田恒興、黒田官兵衛などなど?

名だたる武将たちが頭に浮かんでくると思うが、やはり一番の屋台骨になったのは実の弟・豊臣秀長であろう。

豊臣秀長(羽柴秀長)の肖像画
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最終的には110万石の大納言にまで出世して「大和大納言」と称された秀長。豊臣政権下においては、秀吉に唯一意見のできる武将として重宝され、実際、彼が亡くなった後、秀吉は利休に切腹を命じ、朝鮮出兵など、数多の失政を繰り返していく。

もしも長生きしていれば、徳川政権の誕生もなかったのでは……?とまで讃えられる秀長の登場!

 

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秀長さん

◆当初は「秀長」ではなく「長秀」と名乗っていた後の豊臣秀長さん。この秀長さんの1/10の気遣いでも石田三成にあれば、豊臣政権の運命も変わっていたかもしれませんねぇ。

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白餅

◆浅井長政から秀吉、秀頼、徳川家康、家光まで。「7度主君を変えねば武士とは言えぬ!」と豪語したことで有名な藤堂高虎さんは、この秀長さんの配下となっておりました。

浅井長政
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藤堂高虎の肖像画
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秀長さんの前に仕えていたのは、信長に殺された織田信勝(織田信行)の嫡男・織田信澄。

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信澄に理不尽な扱いをされた高虎が飛び出し、それも一因となって高虎は悪く言われたりしておりますが、この後、秀長のもとではその最期まで忠実に仕えております。

秀長の器量を表すエピソードかもしれません。
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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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