大河ブギウギべらぼう編

まんが『大河ブギウギ べらぼう編 第20話』世の中は起きて箱して狂歌を詠んで

2025/05/31

毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。

第20回放送の注目は「狂歌」でしょう。

なんでもかんでも、めでてぇめでてぇ、パロディにして笑っちまおう!

ということで、大田南畝の四方赤良(よもあから)とか、元木網(もとのもくあみ)とか、さらにはその妻の知恵内子(ちえのないし)など、ぶっ飛んだ狂名からしてほんとフザけていましたね。

一体どんな了見で名前をつけているのか?というのは以下の記事に譲り、

知恵内子
『べらぼう』知恵内子(ちえのないし・水樹奈々)って何者?女性狂歌師の存在価値

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大河ドラマ『べらぼう』第20話、さっそく漫画で振り返ってみましょう!

 

寝惚先生

◆本をタダで提供するどころか「路銀を注入すれば最上位にランキングしますよ」――なんてこともできまさぁね!

 


執筆依頼

◆貧乏は我慢できても空腹には耐えられない。あの棒煎餅、美味しそうでしたー!

一体どんな味がしたのか?

棒状の煎餅については大田南畝の随筆に記述があるようで……それを元ネタにした贈り物だったんでしょうね。芸が細かい。

 

一ツ橋

◆御三卿の一つ・田安を排除するため、島津の婚姻話を蹴る気など毛頭ない一橋治済。

田沼意次も振り回されっぱなしです。

徳川家基が毒殺され、犯人探しをしていたときは「誰が一番得をするか?」という視点もあったんですが、肝心の徳川家治が世継ぎを諦めてしまって、最早そういう発想も無いんですね。

一橋治済、マジで怪物っす。

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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