こちらは2ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
【バーフバリ 伝説誕生】
をクリックお願いします。
お好きな項目に飛べる目次
ド迫力の合戦シーンといえば本作である
VFX技術の発展により、現在では大迫力の合戦シーンはよく見られるようになりました。
十年前では考えられないような映像もあります。
そうなると、もう人馬が激突するような合戦シーンではなかなか感動しなくなるのです。
迫力があるだけではなく、もっと斬新で、息を呑むような、今まで目にしたことがないような合戦シーンが見たくなります。
本作はこんな贅沢な悩みを叶えます。
インドの大地を覆い尽くす大軍同士のぶつかり合いは、迫力満点。
ここで、敵軍に巨大な布を飛ばして被せ、そこに火矢で火を放ち燃やすという、前代未聞の場面が登場します。
人間の発想というのはここまで自由で、こんな映像まで作れてしまうのかと、あっけにとられる場面です。
これを見ないで合戦シーンを語れるだろうか、と二~三日は考え混んでしまうほど圧倒されます。
歴史映画ってやっぱり素晴らしい!
本作を見終えたあとは「バーフバリ! バーフバリ!」と叫びたくなるのですが、それだけではなく
「歴史映画っていいですねえ」
と心の底から思えます。
この気持ちは、初めて歴史もののスペクタクル大作を見た時に感じたものと同じです。
あれから多くの歴史映画を見て、なじみのある時代の衣装や背景に対しては、かえって慣れてしまって感動が薄れてしまうようになってしまうのです。
インドの雄大な自然、きらめく甲冑、武器、象兵、古代戦車、華麗な衣装、武術、戦闘場面を見るうちに、初めて歴史映画を見たときの新鮮な喜びを取り戻しました。
この世界には、こんなにきらびやかで壮大な歴史、物語があって、その上に私たちは生きているのだという喜び。
そんな喜びを本作は取り戻させてくれました。
映画なんてたくさん見てきた、歴史ドラマなんて見飽きている。
そんなあなたこそ、本作での原点回帰をオススメしたいと思います。
しかも本作は前編でしかないのです。
さらなるアクションと驚きに満ちあふれた後編『バーフバリ 王の凱旋』もあります。
もはや本作を見ずにこれからの歴史スペクタクル映画は語れない。必見の一作です!
あわせて読みたい関連記事
『バーフバリ 王の凱旋』歴史ファンを唸らせたインド世界観が再び大爆発!
続きを見る
『グレートウォール』感想レビュー マット・デイモンはやっぱりクレバー
続きを見る
北斗の拳世代必見『コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝』のアクションはデブゴン仕込み!
続きを見る
映画『ブレイド・マスター』&『修羅:黒衣の反逆』レビュー 地獄の公務員よ!
続きを見る
ジャイアントゴーレムも登場の忠臣蔵~映画『47 RONIN』がなぜか熱い!
続きを見る
映画『PROMISE 無極』は大山鳴動して饅頭一個て!? でも憎めないトンデモ映画
続きを見る
著:武者震之助
【参考】
『バーフバリ 伝説誕生』Amazonプライムで399円の有料配信(2024年8月28日現在)