どうする家康感想あらすじレビュー

どうする家康感想あらすじ

『どうする家康』感想あらすじレビュー第25回「はるかに遠い夢」

乱世に偉大なる指導者現る。その名は瀬名である――。

松平信康「慈愛の国実現に向けて、努力されてきた瀬名様に敬意を表します!」

於大「慈愛の国のために、胸の弾む謀をなされている瀬名様に感謝します。彼女は素晴らしい女性です!」

今川氏真「慈愛の国実現に向けて、乱世だろうと環境を整えてくださる瀬名様の力強い信念と謀に心より敬意を表すとともに、関係各位のご尽力にも敬意を表し、戦のない世実現のご成功を祈念致します!」

糸「国防力や外交力よりも重要なのが人間関係。慈愛の国をなす方法として、人間関係、すなわち、人間による平和の力が重要です。それを私達がより強調しなければなりません!」

徳川家康「瀬名様は家庭生活の重要性を着実に強調し、謀を通じて慈愛の国を図る必要があると明らかにしました! わたくしも皆様より一足早くお先にマザーセナに、この花束をプレゼントさせていただきました! さあ皆様も盛大な拍手を!」

そんなノリで盛り上がっていた築山カルトの皆様。

大サタン・武田勝頼のせいで台無しとなり、各メディアではいつもの決まり文句が踊る。

ネット号泣!

悲痛な展開に、今週もネットは涙を流すそうです、ウオオオオオオン! バスタオルを用意しなきゃ♪

 

どうする「ネット号泣」

人が死んだら悲しい――そう言いたいのでしょうか。

念願の紐なしバンジージャンプをしたら、妻が墜落死しました。

それが妻の夢だったので許可しました。うわーん!

って、そんな話に感動がありますか?

優しい妻は、ヒグマちゃんにご飯をあげようとしたんですぅ! それで死んじゃった! そんな状況を悲しむだけでよいのかどうか、疑問に思いませんか?

「奪い合うのではなく与え合う」

なんて美辞麗句を並べたかと思えば、徳川と武田を皮切りに、北条も上杉も伊達までも手を組んで信長に対抗するって……命を賭けてまで取り組む浅はかさに愕然としてきます。

『信長の野望』をプレイしている小学生のほうがはるかに大人でしょう。

ともかく瀬名の築山カルトは勝頼のせいで信長にバレ、LEDウォールの前で家康は釈明する羽目に陥りました。

相変わらずのオープンテラストークで緊張感は皆無。LEDウォールならば予算削減に都合がよいのでしょうか。

雨に濡れることで悲壮感を出したいようですが、だから屋内に入ればいいじゃない。

雨ざらしのところで釈明する意味がサッパリわかりません。『鎌倉殿の13人』の全成とは状況が違うんですよ。

そして、あの妙に明るくて何のテーマ性もないオープニングテーマが流れます。

ちなみに朝ドラ『らんまん』では、先週の最終回は重要人物が亡くなる回であり、前半部終了という意味もあってか、オープニングテーマが最後に流されました。

一方、本作では、瀬名の退場回でも能天気な音楽を初っ端に流して、楽しみにしている方の気持ちすら削いでしまいませんかね。

失って初めてわかるオープニングの重要性です。

今回は、あのしょうもない「神の君!」ナレーションが消滅していたのは良かったですね。もう二度と復活しなくてよい。

それにしても、ありとあらゆる意味で「良識」の重要性を再認識させる作品です。

悪ノリでイキっていいのは学生時代まで。いや、高校生だろうと回転寿司屋ではしゃいで動画投稿したら炎上する時代です。

なのに今年はNHKが、日曜の夜8時に、高校生メンタルで作った悪ふざけ動画をたっぷり40分以上流すのですから辛い。

 

あらすじ:おじさん構文バージョン

ウワァァアン!( ;∀;)

脳筋武田勝頼のバカー!チクられたせいでおまえのせいで、瀬名チャン、ジャンヌ・ダルクモードが終わりだよ!( ;∀;)

このままでは、信長と戦になるから、瀬名チャンは、自分一人で責任を負ってしまうんだよ(T_T)

でも、家康チャンは、それができなくて、愛するラブリー瀬名チャンと、信康を、逃がそうと、するんだ!オイラもそうする( ;∀;)

瀬名チャンは、自分一人が、悪いというために、五徳チャンに、お手紙作戦を依頼したよϵ( 'Θ' )϶

せっかくの、美人さんだし、悪くなくてヨカッタケド、信康も逃げずに犠牲になっちゃう:(;゙゚'ω゚'):

これで、泣かない奴って、よほど、保守的で、頭の固いクズだよな!orz

 

どうするホームドラマのウケ狙い

このドラマの嘘臭さは、家族像が昭和あたりで止まっているところが大きい。

あんな顔をつきあわせて雑に作戦を語って、何ができるというのでしょうか。

戦国時代とは到底思えません。

ではなぜこんな時代考証的に陳腐な場面を入れるのか?というと、こういう反応を引き出し、ネットニュースにするためでしょう。

◆ 大河「家康」ついに妻子処断の悲劇 湖畔で抱き合う徳川夫妻 直前予告がヤバい「予告で泣いた」「ついにこの日が」「見たくない」(→link

こんなんアレやん……『Vやねん!』とか冠した阪神優勝直前号程度の信頼感やろ。

つまり「何がヤバいねん!」やわ。

 

どうする隠蔽工作

松平信康と瀬名を救うため身代わりを用意して、搬送の途中で入れ替える。

この作戦ひとつ取ってみてもなかなかの難行に思えますが、具体的な工作内容がわからない。

ボソボソとした口調の半蔵と、やる気のない断片的な映像で処理され、一体何をどう計画したのでしょう?

信長に疑われている状況で、万が一そんな工作がバレたら、それこそ御家の一大事。

にもかかわらず、まったく雑な展開でいきなり進んでいく。

瀬名の見せ場と言いますが、何もかもがざっくばらんな上に、役者さんが揃いも揃って棒読みなので話が入ってきません。

役者さんも困っているのではないでしょうか?

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