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【中国四大美人】
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飛ぶ雁も落ちる「落雁美人」王昭君
時代:前漢時代、BC51-BC15
定番ポーズ:「昭君出塞」琵琶を持ち、毛皮つきの服やフードつきの服を着ている、馬や駱駝に乗っています。哀しい琵琶の音色に、雁も聞き惚れて落ちてしまったとか
特徴:琵琶が得意
欠点:なで肩
最近演じた女優:李彩華(レイン・リー)
匈奴の呼韓邪単于に嫁がされた漢人女性。
夫の死後、匈奴の風習に従い義理の息子にあたる復株累若鞮単于の妻にされました。
このことは漢にとっては屈辱的であり、そんな彼女の身の上への共感が、悲劇的美女の座に押し上げます。
匈奴に嫁ぐ女性を選ぶ際、元帝は肖像画を見て決めることにしました。
絵師は宮女たちに多額の賄賂を要求したものの、正直な王昭君は拒否したため、醜く描かれてしまいました。
そのため元帝は「この醜い女なら、まあいっか」と彼女を選抜。ところが実物は美女であったため、怒って絵師を処刑してしまったとか。この逸話は有名ですが、どうやら後世の創作のようです。
描かれた姿では必ず琵琶を弾いています。
これは彼女が祖国を去る時琵琶を奏でていたため、とされますが、どうやら別人の逸話と混同されたようだという説もあります。
今に伝わる王昭君像は、一人の女性というよりは、異民族に降嫁させられた女性たちの集合体と言えるのかもしれませんね。
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