まんが日本史ブギウギ

お粗末すぎる!されど江戸幕府の政治を変えたあの事件|まんが日本史ブギウギ188話

2021/01/16

何かのキッカケでガラッと変わってしまう人々の生活様式。

2020年から2021年にかけては新型コロナウイルスにより、世界中の至るところで強制アップデートが行われましたが、歴史を振り返ればいつの時代も変化は起きているもので。

本日のマンガ『日本史ブギウギ』第188話は

【由比正雪の乱】

に注目!

幕府転覆計画を立て、アホみたいに簡単にバレ、そして消えていった、なんだかよくわからない事件ですが、実は幕府の政治スタイルの転換点になったとも考えられる不思議な一件です。

なにがどうして一体そうなった?

いつもの通り4コマ漫画で見てまいりましょう!

※文中の記事リンクは文末にもございます

 


張孔堂

◆謎多き軍学者・由比正雪さん。

著名な割に出自はほとんど知られておらず、おそらく静岡出身だよね……という御方です。

 


幕府批判

◆正体不明な由比正雪さんは、カリスマ性だけはガチだったのでしょう。

江戸で塾を開くと順調に門下生を増やし、一時は3,000人を超えたとか。

しかもガチの武士まで入門しにきたというのですから驚きですよね。

 

元正妻

◆武断政治で何かとアツかった家光さん。

ついに彼にも終わりの悪寒が……。

 


大奥

◆徳川家光名前が出ると、ほとんど必ずセットで語られるのがこの春日局さん。

大河ドラマ『麒麟がくる』で話題になった光秀の家臣・斎藤利三の娘なのです。

斎藤利三
斎藤利三の生涯|最期は秀吉に斬首された光秀の右腕は春日局の父でもあった

続きを見る

 

世襲制

◆4代将軍・徳川家綱さんの登場。

かなり地味な存在ですが、後述するように単なるバカ殿ではなかったようです。

徳川家綱
四代将軍・徳川家綱を地味将軍と言うなかれ|実は好感度エピソード満載な人

続きを見る

 

慶安の変

◆そしてアッサリと乱は鎮火。

由比正雪もサックリと処刑されています。

これじゃ成功するわけねぇ!由比正雪の乱はあまりに杜撰な計画だった

続きを見る

普通ならそれで終わりなのですが、実はこの事件、意外と重要な政治の転換点になったのでした。

大名たちを改易に追い込みがちな【武断政治】から、武威武力に頼らない法と政治の【文治政治】を進めようとしたというものですね。

この由比正雪が、浪人たちを率いて騒動を起こそうとしただけに、軌道修正をかけたのですね。

 

紀州徳川家

◆頭が良すぎて嫌われてしまうんではないか?と心配になる知恵伊豆こと松平信綱さん。

知恵伊豆と呼ばれた天才・松平信綱|島原の乱を制し家光と家綱時代を支える

続きを見る

相対するのは徳川頼宣

たしかに書状の中に徳川関係者の名前があったら箔がつきますよね。

今なら芸能人や総理大臣と写真を撮るような感覚でしょうか。

 

明暦の大火

◆この【明暦の大火】は明暦3年(1657年)に起き、別名【振袖火事】と呼ばれたりするのは皆様ご存知でしょうか?

なぜ「振袖」なのか――。

端的にチャートで示すとこうなります。

①質屋の娘・梅乃が美少年に一目惚れしてしまう

②恋煩いで食事も食べられなくなり体調悪化

③心配した両親が美少年と同じ柄の振袖を娘にプレゼント

④一時は体調よくなるも結局娘は死亡する

⑤本妙寺(本郷)で葬式

⑥お寺の誰かが棺の中の振袖を盗んで転売してしまう

⑦振袖を着た娘が次々に死ぬ呪いが発動

⑧再び寺へ持ち込まれる

⑨振袖を燃やしながら供養

⑩そのとき突風が噴き、燃えた振袖飛んでしまい、江戸史上最悪の大火事が起きる

かなり端折ったんですが、それでも長くてごめんなさい。

上記の振袖エピソードとは別に、

由比正雪の乱で失敗した残党たちの放火が明暦の大火に繋がった】

なんて噂もあります。

ともかく皆様、乾燥しまくりの冬ですから火の元には気をつけましょう。

明暦の大火(振袖火事)
明暦の大火(振袖火事)は史上最悪の犠牲者|3~10万人が亡くなり城も焼失

続きを見る


あわせて読みたい関連記事

斎藤利三
斎藤利三の生涯|最期は秀吉に斬首された光秀の右腕は春日局の父でもあった

続きを見る

徳川家綱
四代将軍・徳川家綱を地味将軍と言うなかれ|実は好感度エピソード満載な人

続きを見る

これじゃ成功するわけねぇ!由比正雪の乱はあまりに杜撰な計画だった

続きを見る

知恵伊豆と呼ばれた天才・松平信綱|島原の乱を制し家光と家綱時代を支える

続きを見る

明暦の大火(振袖火事)
明暦の大火(振袖火事)は史上最悪の犠牲者|3~10万人が亡くなり城も焼失

続きを見る

バックナンバーを全部読みたい!という方はこちらへ→日本史ブギウギ

戦国武将の物語が読みたい!という方はこちらへ→戦国ブギウギ

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を掲載!

TOPページへ


 



リンクフリー 本サイトはリンク報告不要で大歓迎です。
記事やイラストの無断転載は固くお断りいたします。
引用・転載をご希望の際は お問い合わせ よりご一報ください。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

-まんが日本史ブギウギ

右クリックのご使用はできません
目次