大河ブギウギ光る君へ編 光る君へ

漢詩と和歌の応酬 その意味は?まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第10話』

2024/03/16

毎週土曜日13時50分に『光る君へ』をマンガで振り返る――。

第10話の注目は、結ばれた二人(道長・まひろ)の行先と【寛和の変】ですね。

和歌と漢詩の応酬で不器用ながらもまひろの心に迫っていく道長は、途中、藤原行成にアドバイスを受けながらついに思いを成就させました。

一方、道長の実家では、父の藤原兼家がクーデターを実行に移そうとしていた……ということで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!

 

役割分担

◆藤原公任・藤原斉信・藤原行成らの若手貴族を招いて「漢詩の会」を開いていた頃の藤原道隆は、もっとこう、純粋でしたよね。井浦新さんが演じる気品もすごかった。

それが【寛和の変】の計画を兼家から聞かされると、恍惚の表情で「尊敬する!」とか言い出して、なんかこいつもヤベーな……と。

近い将来、父から代替わりして、自分が権力の頂点に立ったら、どうなっちゃうんですかね。やはり兼家の血が前面に出てきてしまうのか。

藤原道隆
なぜ藤原道隆は次代の伊周へ権力を移譲できなかったのか「中関白家」の迷走

続きを見る

 


気になる人

◆妙なマラソン力を発揮したりするこの乙丸(以下の前回まんがを参照ください)。

殺されちまった 検非違使に まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第9話』

続きを見る

妙な存在感もあるんですよねー。矢部太郎さんのはまり役というか……不思議。

 

和歌と漢詩

◆道長が和歌を送れば、まひろは漢詩で返す。

一体、何が書かれていたのか?

いささか長くなりますので、本マンガの最後に掲載させていただきます。

すぐにでも読まれたい方は、目次から【道長の和歌&まひろの漢詩解説】へ飛んでください!※このまま順に読んでいても、最後に出てきますのでご安心を

※続きは【次のページへ】をclick!


次のページへ >

リンクフリー 本サイトはリンク報告不要で大歓迎です。
記事やイラストの無断転載は固くお断りいたします。
引用・転載をご希望の際は お問い合わせ よりご一報ください。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

-大河ブギウギ光る君へ編, 光る君へ
-

目次