まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ48話 勝手に攻め込み勝手に敗北! 我は次男の信雄なり

2020/03/23

織田信長最大の不幸は【本能寺の変】に遭ったことそのものではないでしょう。

戦国武将ですから突然死とは背中合わせなわけで、信長自身がそれを意識していなかったとは思えません。

では、何が不幸だったか?

っていえば、やはり事件同日に嫡男・織田信忠も近所にいて討たれてしまったことではないでしょうか。

織田信忠
織田信忠の生涯|なぜ信長の嫡男は本能寺の変で自害せざるを得なかったのか

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家を継いでいくことが最大の目的だったわけですから、織田家の家督を譲った信忠が討たれたのはあまりに惜しかった。

というか……。

信長と信忠が裸同然で京都に揃っていたから、明智光秀も突発的に犯行に及んだのでは?

そんな見方もかなり有力かとは思いますが(個人的にはそう思っていますが)、ともかく長男の信忠が亡くなれば次男へ……とならないのが戦国の世。

特に信長の次男は何かと問題ありだとされる織田信雄(のぶかつ)でした。

織田信雄
織田信雄(信長次男)の生涯|信長の血を後世に残した男は本当に愚将だったのか

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信長の弟・織田信勝(のぶかつ)とは違いますので、そこを念頭に入れて、戦国ブギウギ第48話へレッツゴー!

 

第一次天正伊賀の乱

◆戦国時代の合戦って、意外に武将本人の意向が反映されたんですよね。
「抜け駆け」なんて言葉でわざわざ禁止されたりするぐらいですから、功を稼ぎたい人物なら、誰もがトライしていたこと。今だったら社長の命令を無視して、勝手に新商品を販売する感じでしょうか。
それだけに成功しないと、かなりリスキーなハズです。

柴田勝家を総大将として、織田軍が上杉謙信と戦った【手取川の戦い】では、豊臣秀吉が最前線から勝手に撤退。

柴田勝家と上杉謙信の肖像画
織田軍と上杉軍が正面から激突!手取川の戦いで謙信はどこまで勝家に大勝した?

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上杉軍相手に大敗北を喫した後、秀吉は必死に働き、その分を取り戻しておりましたが……。

 


信雄家臣団

◆家老の柘植保重(つげやすしげ)さんが可哀相すぎる……。

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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