軍師と呼ばれる戦国武将たちの肖像画

戦国FAQ

戦国武将最強ランキング2026【軍師編】頼れる参謀トップ10名を選抜!

半べー
半べー
「大河ドラマ『豊臣兄弟』に黒田官兵衛が登場したじゃん?」
官べー
官べー
「秀吉の中国攻略が始まったんだね」

半べー「黒田官兵衛と竹中半兵衛、いわゆる両兵衛(二兵衛)が秀吉のもとに揃って、劇中でもバチバチやってたけどさ」

官べー「うん」

半べー「どっちが頭イイんだろね? つか、“誰が最強の軍師”なのか、気にならない?」

官べー「めっちゃ気になる」

半べー「ということでランキングを作ったんで、さっそく意見を聞かせてくれ!」

※軍師とは……戦国時代に「軍師」という明確な役職はなく、合戦・外交・内政・主君補佐などで活躍した武将に注目しています

 


10位 北条幻庵(北条家)

得意ジャンル【内政・外交】

北条幻庵の肖像画

北条幻庵/wikipediaより引用

北条早雲(伊勢宗瑞)の末子である北条幻庵

二代目当主・北条氏綱の弟でもあり、永正年間(1504~1521年)に生まれ天正17年(1589年)に亡くなるまで、長く実家を支え続けた。

主に領国経営や寺社統制に携わり、北条五代に仕えている。

 


9位 松永久秀(三好家)

得意ジャンル【全能】

松永久秀の肖像画(高槻市立しろあと歴史館蔵)

松永久秀像(高槻市立しろあと歴史館蔵)/wikimedia commons

独立後の梟雄イメージや平蜘蛛爆死説が先行しがちな松永久秀だが、それだけで語るには惜しい人物であろう。

本来は三好長慶の補佐として畿内の行政を統括する、有能な参謀だった。

軍事や外交にも通じており、デキる実務派軍師であることは、大河ドラマ『麒麟がくる』でも描かれた。

 

8位 片倉景綱(伊達家)

得意ジャンル【合戦・外交】

片倉小十郎景綱の肖像画

片倉景綱/wikipediaより引用

フィクションなどでは「兄貴」としてお馴染みの存在・片倉小十郎景綱

小田原参陣の決断を伊達政宗に促して伊達家を救い、その後の関ヶ原や大坂の陣でも支え続けた。

「知の小十郎」などとも呼ばれる。

※「鬼の小十郎」と呼ばれるのは息子の片倉重長

 


7位 直江兼続(上杉家)

得意ジャンル【外交・内政】

直江兼続の肖像画

直江兼続/wikipediaより引用

強国である上杉家とその当主・景勝を支えた重臣。

豊臣政権下での生き残り戦略(外交)を首尾よく実行するも、関ヶ原では一転敗者へ。

戦後は120万石から30万石への大減封を喰らいながら、多くの家臣を抱えたまま米沢へ移り、藩政改革や新田開発に取り組んだ。

関ヶ原の前に家康を激怒させた『直江状』でも知られる。

 

6位 竹中半兵衛(豊臣家)

得意ジャンル【合戦・調略】

竹中半兵衛の肖像画

竹中半兵衛/wikimedia commons

秀吉の躍進を支えた天才肌。

美濃斎藤氏の稲葉山城乗っ取り事件はあまりに鮮やかで、脚色部分を割り引いても“戦術の天才”だった可能性を論じたくなる。

その後の浅井攻略でも一定の成果を残し、迎えた中国攻略で逝去してしまった。

晩年は、黒田官兵衛の息子・松寿丸(黒田長政)の命を助けてから亡くなっている。

 

5位 山本勘助(武田家)

得意ジャンル【合戦】

山本勘助の肖像画

山本勘助/wikimedia commons

昭和になるまで実在すら認められていなかった山本勘助

史実か否か?

その功績については諸説ありながら、築城術や軍法(甲州流軍学)などを用いて武田軍を強化したとされる。

第四次川中島の戦いで戦死したと伝わり、伝説的軍師としての印象を強めた。

 

4位 小早川隆景(毛利家)

得意ジャンル【合戦・外交】

小早川隆景の肖像画

小早川隆景/wikipediaより引用

毛利両川(もうりりょうせん)の一角として軍事を担う。

秀吉の中国攻略では、本能寺の変後に講和を結び、後の豊臣政権下でのポジションを確立させた。

兄の猛将・吉川元春とは異なり、秀吉とも折り合いをつけ、卒なく立ち回る。

乗っ取られそうになった本家(毛利)を大大名として存続させた外交手腕は抜群だ。

 

3位 黒田官兵衛(豊臣家)

得意ジャンル【合戦・外交】

黒田官兵衛の肖像画

黒田官兵衛/wikimedia commons

中国攻略から本能寺の変後の混乱回収まで。

秀吉が羽柴から豊臣へ変貌を遂げていく中で支え続けた手腕は圧倒的。

個々の戦にせよ、大きな戦略眼にせよ、非凡な才を持ち合わせており、秀吉死後の徳川政権下でも嫡男・黒田長政へうまく家をつないだ。

 

2位 本多正信(徳川家)

得意ジャンル【外交・内政】

本多正信の肖像画

本多正信/wikimedia commons

家康の天下取りと江戸幕府の草創期を支えた懐刀。

朝廷対策や大名統制など、初期の幕藩体制の構築においても貢献を果たしている。

 

1位 太原雪斎(今川家)

得意ジャンル【全能】

太原雪斎イメージイラスト

「海道一の弓取り」とされる今川義元を教育。

幼少期の家康にも関わって人材育成を得意としながら、外交面では「甲相駿三国同盟」の締結(今川・武田・北条)という難業の成就に結びつけた。

「花倉の乱」では主君・義元を勝利に導くなど、戦場においても能力の高さを発揮。

もしも雪斎が弘治元年(1555年)に亡くなっていなければ、織田信長との「桶狭間の戦い」も発生せず、今川家は駿河・遠江・三河から尾張へ勢力を広げ、さらに全国支配へ乗り出していたかもしれない。

そうなれば太原雪斎の名はもっと轟いていたはず。

 

軍事・内政の他に育成まで対応

官べー
官べー
「意外にも、なかなか堅実にマトまっているね……」
半べー
半べー
「でしょでしょ」

官べー「太原雪斎はベスト5は確実だと思っていたけど、1位はサプライズ」

半べー「まぁ、石高とか戦績とかで考えたら、1位は黒田官兵衛一択になっちゃうでしょ」

官べー「驚きはないよね」

半べー「“軍師”だからさ、あくまで主君をサポートしているイメージを重視してさ」

官べー「確かに、太原雪斎今川義元は、軍師と主君だったり、師匠と弟子というイメージもあるよね」

半べー「そうそう。しかも雪斎は、今川家で預かっていた徳川家康の人格形成にも関わったはずで、非常に人間味が深い」

今川義元の肖像画

今川義元(高徳院蔵)/wikimedia commons

官べー「当時の今川家の国力からして凄かったもんね」

半べー「駿河・遠江から早い段階で三河も制して、さらには尾張まで進出している。事情はまるで違うけど、武田家が信濃の制圧に20年かかったのと比べると圧倒的に早い」

官べー「複数の国を治めるのって、むちゃくちゃ大変なんだよなぁ」

半べー「信長も、尾張統一や美濃制圧まで苦労に苦労を重ねて15年かかっているよね。けど、その後は圧倒的に早かった」

官べー「領国が2つ以上になると、支配域が一気に加速していくよね」

半べー「武田とか毛利もそうだよね」

官べー「ちなみに、大河ドラマで話題の豊臣秀長は軍師じゃないの?」

半べー「軍師ってのはあくまでイメージの話ではあるんだけど、秀長は微妙なのでランク外としました」

官べー「えっ、そうなんだ。ランク外は他にどんな方たちがいる?」

半べー「こんな感じだよ」

 

惜しくもランク外の5名

ギリギリ入れなかった5名は以下の通りです!

島左近(筒井・石田家)

得意ジャンル【合戦】

島左近の浮世絵

島左近/wikipediaより引用

筒井家の軍事を支え、後に「三成に過ぎたるもの」と請われて仕え、関ヶ原での勇猛な采配で名を残した。

鍋島直茂(龍造寺家)

得意ジャンル【合戦・内政】

鍋島直茂の肖像画

鍋島直茂/wikipediaより引用

龍造寺氏を九州三強へ押し上げる軍事的活躍を見せ、主君の死後は豊臣政権と結び実質的に国政を掌握し鍋島藩の祖となる。

藤堂高虎(浅井家~豊臣家〜徳川家)

得意ジャンル【内政・外交】

藤堂高虎の肖像画

藤堂高虎/wikipediaより引用

築城術による領国開発と、時流を読みながら天下人から信頼を得ていく外交術で、外様ながら徳川幕府でも重鎮となる。

安国寺恵瓊(毛利家)

得意ジャンル【外交】

安国寺恵瓊/wikipediaより引用

僧侶でありながら毛利家の外交を一身に担い、秀吉との同盟を確立させ、毛利の領国保全に多大な貢献をした外交特化型。

豊臣秀長(豊臣家)

得意ジャンル【全能】

豊臣秀長の肖像画

豊臣秀長/wikimedia commons

兄・秀吉を支えた副将・政権補佐役としては屈指。ただし本記事でいう“軍師”よりも、軍団経営者・政権中枢の実務家に近いためランク外とした。

なお、雑誌などでも常に1位候補となる官兵衛については以下の記事から詳細をご覧あれ。

黒田官兵衛
黒田官兵衛は本当に天才軍師だったのか?59年の生涯を年表付きで解説

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◆ 戦国時代|武将・合戦・FAQをまとめた総合ガイド

◆ 『豊臣兄弟』総合ガイド|登場人物・史実・出来事を網羅


参考文献

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川和二十六

歴史学科を卒業。大河ドラマ『豊臣兄弟』レビューおよび歴史エンタメ記事を担当。歴史記事以外でも様々な分野のライティングや編集業務もこなしている。 ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001138406

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