三好三人衆を討つため畿内へ軍を進めた織田軍は、その後、大坂の石山本願寺蜂起に遭い、顕如と対決。
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ところがその直後に浅井・朝倉連合軍が南下してきて、信長たちは包囲されてしまう。急遽、わずかな兵を持たせて森可成を送ったものの、奮闘の末、討ち死に――。
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織田信長は、比叡山延暦寺に軍を進めた浅井・朝倉を追うべく、大軍を引き連れて北上する。
しかし、そこで再び……。
伊勢長島も蜂起
◆浅井・朝倉を追い詰めようとしたら、信長のお膝元近くの伊勢長島でも一向宗が蜂起!
この伊勢長島の一向一揆も非常に厄介で、石山本願寺同様、水に囲まれた中州に城や砦を複数築き、非常に堅い守りでした。織田軍は何度も痛い目に遭い、この1570年には弟の織田信興も殺されてしまいました。
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光秀という男
◆出自や経歴などについて、謎の多い――というか前半生はナゾだらけの明智光秀。
茶道や歌道だけでなく、公家とのシキタリなどにも通じていたとされ、この頃から織田家に仕えてグイグイ出世していきます。
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焼き討ち
◆悪逆非道・冷酷無比! 現代においては悪魔のごとく峻烈な人物と評される信長さんの評判を決定したのは、比叡山延暦寺への焼き討ちでしょう。
言い伝えほどの虐殺は行われてない模様ですが。
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ともかく、この延暦寺焼き討ち事件は、明智光秀の出世に大きく作用しており、後に【京都―近江】の要衝・坂本城を任されるようになります。
横山城の秀吉
◆ど根性ガエルの梅さんみたいな武将は、蜂須賀小六さんです。山賊の出自とされ、粗野なイメージがピッタリですな。
美形の武将は、秀吉さんの軍師として名高い竹中半兵衛重治さん。
軍扇の文字が途中で欠けておりますが、『(鳥取城)渇え殺し・(三木城)干し殺し』でしょう。
今後、この軍扇がどのように舞い、官兵衛へと受け継がれていくのか?
どうしても山賊イメージの強い小六さんですが、ゆくゆくは豊臣家の外交官的役割を果たしていくようになります。
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