まんが戦国ブギウギ

必殺・釣り野伏が炸裂! センゴクは戸次川から大逃亡 まんが戦国ブギウギ100話

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戸次川の戦い

◆秀吉が畿内で家康を封じていた頃、四国で長宗我部相手に奮戦した仙石秀久。

仙石秀久
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その功を買われて10万石の大名となり、九州へは長宗我部を率いて上陸します。しかし……。

九州の覇者・島津を相手にトンデモナイ行動に出ます。

冬場の川を渡って攻め込んだのです。

信親はこれに大反対をしたと言われておりますが、立場上覆すことができず死亡。この一件、長宗我部元親を激しく落胆させ、将来的に同家滅亡へと繋がる契機となったとされております。

 


三国一の臆病者

◆長宗我部に反対されながら、作戦を強行した秀久は、案の定、薩摩相手に大敗でした。

少数の兵で敵をおびき寄せ、伏兵による鉄砲の一斉射撃で討ち取る――薩摩の戦法【釣り野伏】に総崩れとなったと伝わります。

しかも秀久は、敗戦の軍を建て直すこともなく現場から逃走し、讃岐まで戻って来てしまうんですから、もはや言い訳もありゃしまへん。

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いくら古参の家臣とはいえ、秀吉に激怒されるのは必至の状況……。

まぁ、敵の地元で、しかも相手(島津家久)が悪かったのかもしれません。

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本連載の過去作品→戦国ブギウギ
もう一つのマンガ連載→日本史ブギウギ

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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