土曜日の再放送に合わせて、大河ドラマ『豊臣兄弟』をマンガで振り返る――。
第19話の注目は秀長妻・慶(ちか)さんの過去でしょう。
実は前夫との間に男児がいた彼女。
与一郎という名前のその子を秀長は養子として引き取ろうと持ちかけ……ということで、さっそく本編へ参りましょう!
織田兄弟

◆むむっ、これは示唆的……。
織田信孝とも戦った「賤ヶ岳の戦い」は大きく取り上げるけど、織田信雄が総大将である「小牧・長久手の戦い」は省かれるということでしょう。
ちなみに津田信澄は明智光秀の婿だったために、本能寺の変の直後、信孝らに殺されます。
なんせ信澄は、信長が誅殺した弟・織田信勝の息子ですからね。またサイドストーリーをぶっこんで来るでしょう!
帰参強行

◆秀吉よ、まさか戦場を勝手に離れて帰国してしまうなんて有り得んだろ!
とは、一番最初にこの話を知ったときの私も思いました。
しかし現実でした。
驚きました。
詳細は以下の記事よりご覧ください。
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秀吉が柴田勝家の北陸戦線から勝手に帰還!信長に激怒された後どうなった?
続きを見る
尾行

◆吉岡里帆さんの熱演が光るだけに残念だったのが、あまりにも雑な見つかり方なんすよね……。
彼女が若い侍と会っていたからって、まさか本当に「男を買っているのか!」なんて思った視聴者さんがおります?
要は、あのような演出など一切不要。
そこが非常に残念なのです。
ただいま個人的に『ゲーム・オブ・スローンズ』を見直しているのですが、もう最初からずっと「次に何が起きるか想像もつかん!!!」という緊張感が続いています。
映像の壮大さでは、NHKはHBOに一生勝てないでしょうけど、脚本だけならどうにかなります。
『豊臣兄弟』にも、もっとリアルな緊張感をお願いします!
村川竹之助

◆確かにこの高虎は、色々と問題をこじらせるタイプですね。
自ら説明に来たのは正解!
というか彼女が安藤守就の娘であれば、当然、子供を生んでいることなど周知のことで、なぜ秀長が知らんのか?という根本的な疑問が消えず、頭を抱えてしまいます。
望み

◆奥田瑛二さん演じる与一郎の爺さんはさすがの迫力でしたが、婆さん役の麻生祐未さんの迷惑そうな表情も迫力最高でした。
柿

◆パチンコか!
でも面白そうなこの仕組み。ラウンドワンなどで導入してくれませんかねー。
気付けば、高虎も一個食ってるし。
疑問

◆武家は「家」が何より大事。
自分の家族だけでなく、家臣や親戚筋など多くの関係者が絡んで、いわば会社みたいなもんですね。
何十何百人もの関係者たちを飢えさせずに食わせていくにはどうするか?
そう考えると、武家も本当に楽ではありません。
逆に、農民(足軽)階層の出身だった秀吉は「家」に対する意識が他の武士とあまりに違うため「異質だ」と本郷和人氏は著書『豊臣の兄弟』の中で指摘されています。
そうでなければ「羽柴」などという妙な名字は名乗れない、とのことでして。
少年

◆加藤清正が永禄五年(1562年)生まれで、福島正則が永禄四年(1561年)生まれ。
「手取川の戦い」は天正七年(1577年)に起きていますので、二人はこのとき数えで16~17才ですね。
では与一郎は?
ん? そもそも与一郎って史実では存在した?
慶(ちか)の連れ子を豊臣秀長は育てたの?
と、多くの方が疑問を抱いていると思われますので、よろしけれ別記事「与一郎は本当に慶の連れ子だったのか?秀長の実子説と養子設定を史実から整理」をご覧ください。
また来週!
◆『豊臣兄弟』総合ガイド|秀吉と秀長の生涯・家臣団・政権運営等の解説
参考文献
本郷和人氏『豊臣の兄弟』(2025年10月 河出書房新社)
諏訪勝則『図説 藤堂高虎 ―乱世を駆け抜けた稀代の名将―』(2025年9月 戎光祥出版)
黒田基樹『羽柴秀長とその家臣たち ―秀吉兄弟の天下一統を支えた18人―』(2025年6月 KADOKAWA)
河内将芳 編『図説 豊臣秀長 ―秀吉政権を支えた天下の柱石―』(2025年3月 戎光祥出版)
文:五十嵐利休
【参考】
豊臣兄弟/公式サイト


