こちらは4ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
【五感組】
をクリックお願いします。
お好きな項目に飛べる目次
お好きな項目に飛べる目次
【視覚】のカナヲ
カナヲは【視覚】です。
【視覚】はスポーツ選手等、花形の職種に有利であり、つかみやすい感覚と言えそうです。
他のフィクションでも取り上げられやすいものです。わかりやすい能力と言えます。
【視覚】カナヲのハローワーク
彼女の優れた能力は、今更いうまでもありません。
そこで、ここではそんなカナヲが現代社会にいたらどう能力を発揮できるか、スポーツ以外で考えてみましょう。
【視覚】が優れていながら、運動はそうでもなかったとすれば?
ドライブレコーダーチェック員:交通事故が起きた際、ドライブレコーダーが便利であることはいうまでもありません。カナヲのような動体視力があれば、チェックはバッチリ!
ワイヤー消し確認要員:VFX効果を処理する際、ワイヤーの消し忘れがないかどうかの確認は重要。カナヲの【視覚】があれば、動画のチェックはお手の物です!
アプリのバグチェッカー:これも【視覚】のお仕事です!
【視覚】カナヲの悩み相談室
カナヲが【視覚】を限界まで酷使する「彼岸朱眼」を使うと、かなりのダメージを受けます。
我々読者にも心当たりのある苦痛だけに、その痛々しさは強い印象を残すでしょう。
目を使うということは、眼精疲労との戦いであり、日常的なもの。なまじ【視覚】が優れているとなると、深刻なリスクを抱えてしまいます。
◆視力低下
→これはもう宿命的なものでしょう。
◆眼精疲労
→デスクには疲労回復用の目薬を山積みにしなくてはいけません。
◆頭痛、耳鳴り、体調不良
→集中して感覚を使うということは、それだけ疲れることも多いのです。
◆仕事内容への無理解
→そして、周囲の無理解とも戦わねばならない。
◆メガネ禁止ルール
→カナヲは女性です。そして目が疲れるとなれば、コンタクトレンズよりメガネ着用の方が助かることでしょう。けれども、現在ですら女性のメガネ着用を生意気だの醜いだのとみなす、そんな人物もいるものです。そういう偏見とどう戦うのか。そんな困難もあります。
こういう感覚を使う作業は、手を動かしているようには思えない。
ただ動くものを見ているだけ。
下手すりゃラクに見えてしまうゆえに、そんな周囲の無理解とも折り合いをつけねばなりません。
能力が高いからといって良いことばかりじゃない典型例ですね。
※続きは【次のページへ】をclick!