瀬名がにっこり笑い、千代を迎える。
「なんと素敵なところでしょう」
あのよくわからんお手紙でのこのこやってくる千代の行動も疑問ですが、二人の会談場所も不思議です。
オープンな茶室というか。なぜ、このドラマは雨風吹き込んできそうな場所ばかりなのでしょう。
本作は、日本の気候を無視しているようで、毎度リアリティがない。
茶室で密談が行われるのは、密室だからでしょうよ。
それがこんなLEDスクリーンが背景にあるオープンスペースで茶を飲んでどうするつもりなのでしょう。
千代はニタニタ笑いに集中しすぎているのか、棒読みの状況説明が頭に入ってきません。
しかも、夫と子を亡くして忍働きなのかと理解する瀬名ですが……なぜ千代は急に心を開き、身の上話に応じるのか。
◆次回、千代の過去が明らかにされる? 予告で瀬名「あなたから幸せを奪ったのは…」 “直接対決”にドキドキ(→link)
突然の展開すぎて意味がわかりません。
『麒麟がくる』の伊呂波太夫と正親町天皇の話と比較すると、天地ほどの差がある。
ちなみに今後、家康の側室となり、徳川秀忠を産むお愛の方も、ほぼ同じ経緯で家康の側室になります。
ドラマではSMコントにするそうで、作り手の性癖を大河で披露されても困るばかりです。
◆「どうする家康」広瀬アリス、作中で松本潤のお尻をパチーン!「殿が“強く来てくれ”って」(→link)
合戦で夫を失うことは珍しくないでしょうよ。ついでに言えば殺人や事故死だって多い。
治安そのものが悪く、合戦があろうとなかろうと、船で移動するだけで殺されて金品を奪われるようなこともあったのが中世です。江戸時代以降とは異なります。
そこをもっと意識的に描いてこそ、徳川家康のもたらす泰平の重みもわかるのではありませんか?
瀬名の感覚って、せいぜいが昭和中盤以降の専業主婦ですね。戦がなければもっとハッピーな専業主婦ライフだと。
ちなみに昭和でも戦争体験者が多い時代は、こんな能天気なことは言わなかったものです。橋田壽賀子さんなんか、もっとシビアですよ。
そんなことは関係なく、瀬名は千代に言う。
「幸せを奪ったのは誰?」
手を結べば何かできる。お万から聞いてそういうことを言い出したって、ただの受け売りですね。
一方、千代もわけがわからない。
急に笑い出したかと思ったら、瀬名の目が綺麗だから話しすぎたって……なんでしょう、この曖昧すぎる言い訳は。
よくぞ武田と徳川の裏で暗躍する忍びなどをやれたものです。
二人のやりとりからよくわかる。このドラマは計画にいちいち具体性がない。大雑把。
いかにも重々しい雰囲気にはしていますが、こんな無能と無能が外に筒抜けの状態で話したところで、いったい何が変わるというのでしょうか?
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どうするショートコント
亀姫が、何かが倒れていると走ってきます。
生死を確認せず、石をぶつけることを面白がる、どうしようもないセンス。
小石をぶつけるだけならまだしも、人の頭くらいの石までぶつけようとするのは何かがおかしい。
なぜ誰も止めなかったのか。
相手が小動物だろうと殺す気満々で、もしも本気で危険を感じたら逃げるでしょうよ。あんなしつこく石をぶつける? 何してんの?
って、真面目に考える方がバカを見ますよね。要するに、このドラマは昭和のギャグ漫画なんでしょう。かわいい女の子が石をいくつもぶつけてギャハハ! って、絶望的につまらないセンスだ。
なにより倒れている人を動物と見間違える亀姫って、どうかしてませんか。
どうする時系列いじり
その前日、長篠城が包囲され落城寸前と説明されます。
いやだから、どういう状況でそうなったのかを描くのがドラマじゃないんですか。
説明セリフで雑に言われても、わけがわからないでしょうよ。
本当に、このドラマはしょうもない時系列いじりが好きですね。この先も、何度同じことを繰り返すのでしょう……。
あらすじ:おじさん構文バージョン
ヤッホー( ◠‿◠ )
瀬名たんハァハァ千代たんハァハァ亀タン萌え〜〜!( ^∀^)
やっぱり、女の子は、結婚して、子供を産むしか幸せがないじゃんww
そんなオイラは、『麒麟がくる』の、伊呂波だの、駒だの、リアリティなさすぎて、ウンザリするんだナϵ( 'Θ' )϶
戦国大河の歴史に残る、駄作でしょwど家の方が、絶対面白いしwネット特化型だしw
オイラのフォロワーも、全員、駒UZEEEEEEEってwあんなの好きな大河クラスタいるのwいたら、バカすぎてウケるwww
信長も、こっちの方が、イケメンじゃんw南蛮服も、着ない信長とかw麒麟はほんとバカww
援軍率いて、信長と家康の、対峙wwwタイトルも、回収してまじ、毎回神回www
※私は『麒麟がくる』は好きです。念の為。
どうするルッキズムでウケ狙い
阿月マラソンの二番煎じにせよ、なぜ鳥居強右衛門にそんな大役を任せたのか?
普通ならば、もっと若くて脚力ありそうな人を選びますよね。
城内で死にそうになっている将兵がいるんだから、凄まじく切羽詰まった状況です。
でも、岡崎体育さん演じる恰幅の良い強右衛門。
ようするにルッキズムでウケ狙いをしたいのでしょ?
「こんな人が全力疾走ってウケるでしょww」
といった、昭和平成のダメで下劣な中高生並のセンス。2020年代のボディポジティブなんて知るわけもない。
ちなみに、このルッキズムお笑いネタは『新解釈三国志』という映画でもありました。
絶世の美女であるはずの貂蝉が実は……というもの。そんな滑ったギャグで笑えるのって、センスと良識が子どものまま止まった人だけです。
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