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『どうする家康』感想あらすじレビュー第23回「瀬名、覚醒」

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『どうする家康』感想あらすじレビュー第23回「瀬名、覚醒」
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総中流と呼ばれた時代に標準化されただけであり、神話じみた女性像でしかありません。

今の若い世代は『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』の母親像に違和感を覚えるそうです。

そんな古くて一時期の例外的な女性像、“神話”を受信料で流すことで、作り手が自分たちの価値観を肯定しているように思えてくる。

こういう「時代考証無視www 俺の大好きなママ像www」を平然と流すのって、恥ずかしくないのでしょうか?

 


どうする『源氏物語』

源氏物語』を「書物と言えるようなものではない」とは、いったい何事でしょうか。

『源氏物語』は重要な一般教養で、歌を作るのにも必須。

戦国大名同士で『源氏物語』を入手しあったり、贈り合ったりしあっている重要な作品でした。

それを読むのを恥ずかしがるというのも、あまりに妙な話です。

突然ぶっ込んできて、来年の大河にバトンを繋ぐつもりでしたか?

『源氏物語』は、成立後ならば日本史上どの時代だって重要だった。

それをあんな言い方するとは、「スイーツw が好きそうなロリコンが主役の恋バナでしょw」とでも小馬鹿にする悪癖が出ているように思えます。

それにしても……『源氏物語』の重要性すら知らない製作陣に大河を作る資格があるのでしょうか。

なぜ誰も止められなかった?

NHKでこんな基礎すらできないとは本当におかしい。

歴史に興味ないと公言してしまう脚本家をはじめ、任命した人物や周辺スタッフにも大きな責任があるはず。

それとも周囲の助言を受け付けなくなっていますか?

 


どうするドジっ子萌え〜

愛の笛が下手だというのはわかった。

しかし、あまりにもわざとらしくて、ただただひたすら不愉快です。

なぜ家康に聞かせる前に、お葉が確認していないのでしょう。

まぁ、要は「ドジっ子萌え〜〜〜」をやりたいだけなんですよね。

いったい何を考えているのやら……。

本当に疲れている人間が、調子のはずれた楽器の音を聞きたいと思いますか?

同じ脚本家の映画『レジェンド&バタフライ』でも、病気で寝込んだ妻の枕元で夫・信長が下手くそな楽器演奏をしていました。

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もしかして高校時代とかの甘い記憶でも呼び起こしているんですかね。

ギターをうまく弾けない俺。それでもいいと笑ってくれたあの子……いや、もう、そういう日記は自分のブログで展開してください。

 


どうする「癒しを求めて女に手を出す」

「癒しを求めて女に手を出しちゃった♩」という言い訳も聞き苦しい。一部の世代だけで通じるものでは?

戦国大名なら「男子が少ない、女子もいた方が婚姻に使える」でいいはず。伊達家なんてそれで相当強くなっている一面もあり、その方がまだ理解できるでしょう。

『鎌倉殿の13人』の源頼朝は女遊びするにせよ、当時の「京風色好み」をふまえていました。大泉洋さんだから軽やかにまとまっていたのもよかった。

今年は生々しい不潔感と卑劣感がある。

「男って、ストレス溜まっちゃってさ〜女の子に癒し求めるのって、男あるあるだよw 本能だよwww」

こういう痴漢や盗撮定番の言い訳を彷彿とさせるのです。むろん、そんな言い訳だって単なる大嘘です。

ムラムラしたからといって、警察署の前でわいせつ行為をしますか?

相手が社長の娘でもセクハラしますか?

多忙であることを、性的な逸脱の言い訳にする。そんなものは昭和平成の卑劣な言い訳に過ぎませんね。

戦国大名なら、琴棋書画、茶の湯、連歌、和歌、漢詩、武芸、能……そういった雅なストレス発散手段はあります。

職場の女性社員を“女の子”扱いして尻を撫でたり、キャバクラに行ったり、ヌードカレンダーを職場に貼り付けていたおじさんというのは、教養、風雅、自己鍛錬、羞恥心を失っていただけのこと。まったくもって嘆かわしい。

そんな昭和おじさんの言い訳を流されたところで、多くの視聴者はシラけるだけだと、そろそろ学んでください。

大河ドラマはいつから昭和おっさんセラピータイムになったんですか?

作り手がそういうムラムラを発散したいなら、戦国武将を美少女化したアプリでも遊べばいいじゃないですか。

どの美少女を選ぶ? タップしてね♪ それでいいでしょ。

 

どうする色彩感覚と季節無視の花

いい歳こいて娘に花の冠を被せられる瀬名が見ていてつらい。

衣装も花も、とにかく色彩感覚がダサ過ぎて嫌になります。

瀬名のパープルの打掛は、小学校低学年の女児が好きな色って感じですね。

「そなたは笑顔が似合うぞ」と瀬名が亀に言うのもくだらない。

どんだけ幼稚なのか。おじさんの脳内にだけ棲息する中学生女子同士のお別れシチュエーションですか。

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