まんが日本史ブギウギ

まんが日本史ブギウギ162~信長の活躍が楽しめるのは牛一のお陰なり♪

2020/06/07

今なお織田信長の功績が詳細に語られるのは、この一冊があるお陰――。

それが『信長公記』です。

太田牛一が著したもので【首巻+本編十五巻】の計16巻からなる一代記は『源氏物語』にも負けない超大作でありましょう。

紫式部
紫式部は道長とどんな関係を築いていた?日記から見る素顔と生涯とは

続きを見る

人気の大河ドラマ『麒麟がくる』でも、ストーリーの多くが『信長公記』に則って進められておりました。

そんな信長公記における中盤のクライマックスと言えば、やはり長篠の戦い。

「巻八」に掲載された

織田信長&徳川家康
vs
武田勝頼

という世紀の一戦とはいかなるものだったか?

マンガ「日本史ブギウギ」第162話スタート!

 

時系列

◆『信長公記』は戦国期の代表的書物の一冊であり、本サイトでも解説連載をしております。

→【信長公記

しかし著者の太田牛一さんそのものに注目した作品ってあまり見られないですよね。

文化系だけあって丹羽長秀さんの部下となり、官僚的な仕事を任されていたとされます。

丹羽長秀
丹羽長秀の生涯|織田家に欠かせない重臣は「米五郎左」と呼ばれ安土城も普請

続きを見る

まぁ、戦場で突撃するタイプには思えませんよね。

 


佐久間は許さん

◆織田軍が浅井長政を囲んだとき、援軍にやってきた朝倉義景。

その義景さんですが、織田信長の奇襲にビビッてすぐに国元へ帰ろうとするのですが、このとき朝倉軍を真っ先に追撃したのは信長の部隊でした。

明智光秀はじめ他の家臣たちは何をしていた?というと、まさか援軍に来たばかりの朝倉軍が引き返すとは思わず油断していたんですね。

信長が「お前ら遅い!何やってんの!」とキレたとき、ここで佐久間信盛さんがこう口答えしたと言います。

「そうは言いますけど、私達ほど有能な家臣団は他におりませんよ」って……やったらイカンやつですわなぁ。

後の天正8年(1580年)、佐久間は織田家から追放されます。

佐久間信盛
佐久間信盛の生涯|なぜ織田家の重臣は信長に追放されたのか?退き佐久間の末路

続きを見る

詳細は上記の記事にて……。

 

ネバギバ将軍

◆往生際も諦めも悪い男――。

足利義昭像(東京大学史料編纂所蔵)/織田信長と共に上洛しながら、その後、対立。一人京都を追い出された室町幕府最後の15代将軍、その生涯を描く
足利義昭の生涯|信長と共に上洛し一人京を追い出された 室町幕府最後の15代将軍

続きを見る

それが足利義昭さんですね!
※続きは【次のページへ】をclick!


次のページへ >

リンクフリー 本サイトはリンク報告不要で大歓迎です。
記事やイラストの無断転載は固くお断りいたします。
引用・転載をご希望の際は お問い合わせ よりご一報ください。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

-まんが日本史ブギウギ

目次