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【『どうする家康』感想あらすじレビュー第47回「乱世の亡霊」】
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本多正信はとんだ無能
京都で放火があったのに「あ〜あ」と口にする本多正信は一体なんなのでしょう。
未然に防げなかった己を恥じることはありませんか?
愚かなだけでなく、性格も最低だと思います。無責任で他人をおちょくることしか考えていない。今週の放送だけで「あ~あ」を二~三度放っていて、その度に辛い気分にさせられました。
『平清盛』の時はきちんと晩成していたのに、本作は一体どうしたことでしょう。
和睦だのなんだのいうけど
この家康は女の前でカッコつけることしか考えていないと思います。
浅井三姉妹をどうしてこんな使い方にするのか。
家康のファンクラブ、喜び組要員のように見えます。
結局、他の役者頼りだった
そこまで存在感がなかった北政所が長々と語るのは時間稼ぎでしょうか。
演者の風格からして、彼女が画面にいると大河らしくは見えます。
そういうアリバイ作りのため、長々と時間をかけているとしか思えません。
どうしようもない! 気持ち悪すぎるおっさんの妄想
12歳の茶々が、ろくに顔を見たこともない、面識もないアラフォー家康の無事を祈っていたという超展開はなんなんだ!
最大の庇護者である伯父の織田信長が討たれ、彼女自身が生きるか死ぬか恐ろしい状況と思っても仕方のないところで、面識もないおっさんに妄想を募らせるか?
そんなことがありえると、このドラマの制作者は本気で思っているのですか?
憧れの方が助けてくれなかったから恨んだって?
いや、もう、あまりの妄想の激しさに言葉を失います。
「あのJC(女子中学生)が、オレをチラチラ見るんだよなーッ!」って、おじさんがニヤニヤ言い出したら、普通はドン引きですよね。
そんな薄気味悪い描写を受信料で流すなんて……絶句しました。
これは何のドラマなのだろう?
一応、今回は大坂冬の陣から夏の陣への流れを描いているんですよね?
それなのに家康モテモテファンタジーだの、江と千姫のしょうもない対話だの、公共放送でいったい何を見せつけてくれるのでしょう。
脚本家の能力が追いつかず、本作は現実逃避に走ることにしたのでしょうか。
大河ブランドがあれば女優を集められる。その撮影でダラダラと時間潰しても、提灯記事もでるし楽勝♪ そんな手抜き仕事にしか見えません。
どうする散る花びらとろうそく
泣きじゃくる江を秀忠がなだめ、家康が思いに耽る。その背後で唐突に散り始める花びらのマヌケさよ。
歴史トンデモ作品の『47 RONIN』を連想させ、思わずにっこりと微笑んでしまいました。
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蝋燭の火力も凄まじいですね。バーナーか。
散る花びらにバーナーろうそくがロマンチックだと思っているって、いつの時代のセンスなのでしょう。
どうする筆の持ち方
一応、筆を立てて持つようになったものの、見ていてなんだか危なっかしいというか、落ち着かないというか。
習字を始めたばかりの教え子を見て、心配そうに眺めている担当教員の気分です。
主演の方は、親友だという歌舞伎役者の方から教わったらよかったのでは?
まぁ、全ては本人のやる気次第ですよね。もう来週は最終回です。
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