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【清少納言】
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彼女の性格は? 頭脳明晰だけど近寄り難し!?
清少納言について一言でまとめるとするなら、「才女」だけで括るよりも「インテリかつヒステリック」といったほうが近い気がします。
なぜかというと、清少納言の逸話はほとんどが定子をはじめとした中関白家の人か、彼女がやりこめた男性との話だからです。
枕草子の中でも
「いけないこととはわかっているが、人の悪口ほど面白いものはない」
「男をやりこめてやるのは実に愉快だ」
と書いていますしね。
いつの時代も、本当に優れた人は異性や同性、年齢や身分の上下問わず認められるものです。
その点、清少納言への苛烈な批判といえば紫式部ですけれども、彼女以外の同時代の人から見ても「清少納言は確かに頭がいいけれど、あんまり親しくお付き合いしたい人ではないね」と思えたのではないでしょうか。
それに、「父の名を辱めないように歌はおおっぴらに読まない」と言ったことがあるのに、漢詩の知識でしょっちゅう男を言い負かそうとするのは何だか矛盾するような、しないような。
イヤだと言っていた和歌も【小倉百人一首】に選ばれちゃってますし……。
なんだか辛辣になってしまいましたが、個人的には紫式部のほうが好きなのでご勘弁下さいm(_ _)m
これから枕草子を読んでみたいという方は、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックス版がダイジェスト(→amazon)になっていて、とっつきやすいかと思います。
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長月 七紀・記
【参考】
国史大辞典「清少納言」
角川書店『枕草子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)』(→amazon)
清少納言/wikipedia