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【『どうする家康』感想レビュー総論「前編」】
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第5回:瀬名ちゃんとラブラブ作戦! 前編
家康の一生は長い。
それなのに「瀬名救出作戦」をよりによって「前後編」でやるという無茶苦茶な展開力を発揮し始めます。
案の定、映像は間延びして、ひどくツマラナイ。
一体私達は何を見せられているのか?
と思ったら、この辺りから「NHKが主演に振り回されているという報道」がチラホラと出てくるんですよね。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第5回「瀬名奪還作戦」
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第6回:瀬名ちゃんとラブラブ作戦! 後編
せやから、くどいっちゅーねん。
そういえば
「たすけて せな」
と書かれた血文字も話題になりましたね(第4回)。この時は筆でなく血であったため気づかなかったのですが、このドラマは筆跡がおかしかった。
当時は崩字なのに、そうなっていない。筆は立てて持たずに倒して持つ。基本からしておかしかったんです。
ペース配分もおかしくなって不思議はないかもしれません。
今川氏真の外道描写も無茶苦茶でした。
氏真はこんな酷いことをしていない。そこは「物語ですから~!」とばかりに創作するくせに、史実に基づいて「家康と氏真が深い絆を結ぶ」ところだけはつまみ食い的に入れる。
そのせいで家康は、最愛の妻を性的暴行しかけた男と仲良くするという根性なし展開になりました。
そうそう、そんなヒーローがヒロインを救う展開を長々する理由って、なんだったのか。その謎は後半意外なところからあかされます。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第6回「続・瀬名奪還作戦」
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『どうする家康』はペース配分がヤバい?1983年の家康大河と徹底比較
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第7回:わしの家=カルトファミリー大河
「わしの家」という、公私混同センスが発揮されたこの回。
家康は家臣団を含めて我が物とする、カルト教祖じみた人物だとこの回で宣言されました。
マンソンファミリーかっ!
※マンソンファミリー:チャールズ・マンソンが取り巻きを洗脳した集団。シャロン・テート殺人事件等を起こす
まあ、この見立てが洒落にならないのがこのドラマなんですよね……。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第7回「わしの家」
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第8回:ミイラ取りがミイラになる
一向一揆の回です。
このドラマは宗教考証が極めてあやしく、お粗末です。
「大手カルト教団との繋がりを揶揄した」なんて擁護もありましたが、実はこのドラマそのものがカルトじみていると後半明らかになります。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第8回「三河一揆でどうする」
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第9回:女は殺すか、脱がすもの
本多正信のオリキャラ幼馴染とその死が描かれました。
皆さん、覚えてますでしょうか?
いや、忘れている方が大半でしょう。
正信の生涯やキャラクターを描く上で、どう考えても必要なシーンではなく、このドラマは女を殺すことが本当に大好きなんですよ。
しかも客寄せとして殺すからタチが悪い。
フェチも同様ですね。本作はやたらと、巫女だのくノ一だのがお色気要員として使われている。
そういう趣味は自分一人で発散してください。受信料を使って何やってるんですか。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第9回「守るべきもの」
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どうする家康に登場した「歩き巫女」当時の宗教観からズレてません?
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第10回:側室オーディション
ただでさえイベントみっちみちの家康大河なのに、側室を選ぶ回だけで1回使いました。
いい加減にしてください。
・グラドルを出す
側室オーディションには、グラビアアイドルがほぼそのまんまの姿、コスプレ状態でやってきました。
それを見てニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤする反応を集めたコタツ記事が翌日出る。
悪夢以外の何物でもない。
・LGBTを遊び半分で出す「クィアベイティング」
しかも、最終的に選ばれた側室は女性同性愛者だったことが判明し、やめることになりました。
まるでアリバイのように出された唐突な同性愛です。
『鎌倉殿の13人』の次の年に、どうしてここまで劣化するのか。
こういう客寄せ話題作りの同性愛描写は「クィアベイティング」と呼ばれ、むしろ差別の一種とされます。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第10回「側室をどうする!」
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女性同士の同性愛は日本史でどんな扱いをされてきた?どうする家康考察
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