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『光る君へ』感想あらすじレビュー第21回「旅立ち」

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『光る君へ』感想あらすじレビュー第21回「旅立ち」
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MVP:清少納言と定子

生きながら死んでしまった――そんな最愛の人の命を吹き込むべく、清少納言が筆を執るさまが圧巻でした。

思えば、春のあけぼのの美しさを語るところから、その景色と定子を重ねているようにも思えます。

こんなにも美しい人がいた。素晴らしい場所があった。そう永遠の命を与えるために書く。

そんな清少納言はなんて素晴らしいのでしょう。

純粋に愛する人に捧げたからこそ、こうも美しいのだと思えてきます。

政治的野心、自分の功績アピールではなく、ただただ根底に純粋な想いがあるからこそ、『枕草子』はあんなに瑞々しいのか――改めてそう思いました。

天長く地久しきも時有りて尽くるも

此の恨みは綿綿として絶ゆる期とき無からん

天は長く、地は久しいというけれども、いつか尽きる時が来るだろう

けれどもこの思いはずっと続き、絶えることはないのだ

白居易『長恨歌』

ちなみに美しい思いに水をさすようで申し訳ありませんが、この『枕草子』の対極にあるのが『徳川慶喜公伝』だと思います。

渋沢栄一は根っからの商売人ですから、慶喜の賛美も算盤を弾いて出した結果なのだろうと思います。

あまりに捏造が多く、発表当時から揉めています。

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朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや

中国語圏にも大河の固定ファンはいて、今年も興味津々で見ています。

そこで自分なりに調査してみました。

まず、朱仁聡のこと。

「日本人が宋人を演じるのか。でもまあ、矢野浩二(浩歌さんのこと・中国語圏では旧芸名が通じます)の中国語は間違いないな!」

国境を超えて、そう受け入れられています。

彼は今、北京に戻っているようなので、越前編の撮影はあまり長くないようです。

周明については「衣装がちょっと気になるけど、イケメンだな」とのこと。

中国のドラマファンはルックスへの評価が大変厳しいものですが、そんな彼らが認める松下洸平さんは自信を持って挑めると改めて思いました。

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こんなニュースは気にすることは全くないでしょう。

中国語の発音チェックはネイティブならば厳しいでしょうが「でも顔がいいから許す」となればいいですよね。

日本と唐の関係性は、中国語圏でも有名ですが、宋との関係となると改めて考えさせるもののようです。

越前編は注目ですね。

予告では、まひろが拱手礼をしています。中国語圏では絵文字もありまして、挨拶の仕草です。

朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。

遠くから友達が来た。楽しいね!

『論語』

ドラマでの国際交流はよいことではないでしょうか。

日中韓の人的交流を促進する首脳会談があるタイミングで出てきた周明は、なにやら象徴的に思えます。

交流しましょう。最近店が増えているガチ中華はよいものですよ。

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道長の友
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道長の友
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朱仁聡
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文:武者震之助note

【参考】
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