ペリー来航を機に始まる幕末――。
江戸幕府は、開国の判断に際して朝廷を巻き込んでしまうという政権運営上の致命的な過ちを犯し、一気に混迷の時代が到来。
政治の中心は江戸から京都へ移り、政局は過激化していきました。
薩摩の西郷隆盛や長州の桂小五郎、土佐の坂本龍馬に新選組など、各藩の藩士や浪人たちが入り乱れて殺傷事件等が頻発したのです。
いったい幕末とはどんな時代だったのか?
本ページでは東軍(幕府軍)・西軍(新政府軍)を問わず、全国各藩の人物や事件に注目。
2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』で再び熱い目線が注がれていく幕末史をわかりやすく体系的にまとめました。

嘉永7年(1854年)ペリーの黒船来航(ヴィルヘルム・ハイネのリトグラフ)/wikipediaより引用
幕府・佐幕派
幕府ならびに幕府サイドの全国諸藩。
“負ければ賊軍”の言葉通り、江戸幕府は古くさい連中――そんなイメージが強いですが、それはあくまで薩長土肥らの視点から後に語られたもの。
例えば海軍は圧倒的に強く、東軍(幕府)と西軍(新政府軍)が激突した戊辰戦争にしても、小栗忠順が建てた「海軍を利用した迎撃作戦」は、後に西軍の上層部を肝を冷やしたともされます。
いったい幕府にはどんな人材がいて、いかなる動きをしていたのでしょう?
人物
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会津藩
保科正之の家訓に縛られ、京都警護という損な役回りを押し付けられた会津藩。
【禁門の変】では暴走する長州藩の攻撃を跳ね返して、孝明天皇から絶大な信頼を得ていましたが、その崩御により苦しい立場へ追い込まれ始め、最終的には会津戦争で西軍に完敗します。
以降、苦難の旅を含めて、その人材や事件などを見て参りましょう。
人物
- 松平容保の生涯|会津藩・孝明天皇・藩祖に捧げたその生涯
- なぜ会津は長州を憎んだのか|会津戦争後の地獄とは?
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水戸藩
徳川御三家でありながら、とにかく江戸幕府を混乱させ続けた稀有な藩。
徳川斉昭と徳川慶喜という親子だけでなく、大老・井伊直弼を殺害した【桜田門外の変】に始まり、凄まじい悲劇の最期となった【天狗党の乱】など。
身内争いが激化しすぎて、維新後に要職に就く人物が限られてしまった。
そんな水戸藩ではどんな人物や事件が?
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新選組
文久2年(1862年)に幕府が浪士を集めて組織した武力集団が発端。
翌年の上洛後、会津藩・松平容保(京都守護職)の預かりとなり、当初は芹沢鴨や近藤勇、新見錦、山南敬助、土方歳三を中心に13名(25名・19名・14名説も)で始まりました。
剣の腕は抜群でキャラクター揃い。特に近藤や土方の悲劇的な最期は心を震わせる――今なお人気の高い彼らにはどんなメンバーがいて、いかなる活躍をしたのでしょう?
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薩摩藩
西郷隆盛をはじめ大久保利通に小松帯刀、桐野利秋、五代友厚など。
幕末で最も個性豊かで、波乱万丈な人物が揃った薩摩藩は、彼らを引き上げた島津斉彬だけでなく、その弟・島津久光という名君に支えられ、やがて時代を制していきます。
2018年大河ドラマ『西郷どん』では主人公サイドから、2027年『逆賊の幕臣』では敵方となりますが、それでも魅力的に映るのが薩摩藩士の特徴。
その人物と事件は依然として注目度の高い存在であります。
人物
- 島津久光の生涯|西郷の敵とされがちな名君が荒ぶる薩摩を操舵する
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長州藩
薩摩藩と並び、幕末を精力的に駆け抜けた雄藩。
桂小五郎(木戸孝允)や伊藤博文、山県有朋、久坂玄瑞に高杉晋作など、こちらも個性豊かなメンバーが揃い、さらには笑下村塾の吉田松陰も今なお多くのファンに支持されています。
渋沢栄一との繋がりも深く、2021年大河ドラマ『青天を衝け』では井上馨も注目されていましたね。
そんな長州藩に関連する人物や事件を以下の記事にまとめました。
人物
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土佐藩・肥前藩
誰もが知る圧倒的人気の坂本龍馬をはじめ、中岡慎太郎に後藤象二郎、板垣退助、さらには岩崎弥太郎など。
薩長にも負けない藩士たちが並ぶだけでなく、彼らを見出した吉田東洋や山内容堂などの指導者層もまた存在感あるのが土佐藩の特徴でしょう。
肥前藩もまた大隈重信や江藤新平、副島種臣、佐野常民などを輩出。
薩長に遅れを取りながら優秀な人物が世に出たことで後世に大きな影響を与えています。
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皇室・公家・その他
孝明天皇から明治天皇へ。
幕末・維新の時代は近代化に伴い江戸へ移るなど、皇室の在り方も大きく変化。
公家もただの麻呂貴族ではなく、岩倉具視や三条実美のように積極的に政局に関わる者がおり、武士に劣らず激しい活動を起こす者たちもいました。
志士たちに資金を提供していた商人なども含め、その他の幕末人物・事件と併せて見て参りましょう。
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外国人
日米和親条約のペリー、あるいは日米修好通商条約のハリスなど。
開国に伴い幕末は多くの外国人が訪日する時代となりました。
その中で特に政局に多大な影響を与えたのが、薩摩藩を操るように倒幕に手を貸した英国ハリー・パークスと、その英国に対抗するように幕府をバックアップした仏国レオン・ロッシュでしょう。
彼らの存在はどのように幕末に作用したのか?
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イベント・事件
- ヒュースケン殺害事件|日本を愛していたオランダ青年 薩摩藩士に攘夷され
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文化・風習・生活など
- 国芳の死絵を任された浮世絵師・落合芳幾|器用すぎるがゆえの哀しき末路
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- 2025/11/14「島津久光」「ヒュースケン殺害事件」を追加
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- 2025/11/12「幕末・維新」を開設
